2023年4月13日付けの日本気象協会の「tenki.jp」が、

「きょう13日 東京で2年ぶりに黄砂を観測 16日日曜は再び西から黄砂飛来か」

という見出しの記事を報じていました。

 

この記事によると、(※筆者が一部編集)

◆13日は、12日に続いて、北海道から九州にかけて黄砂が飛来している

◆13日は、東京で2年ぶりに黄砂を観測した

◆黄砂によって、アレルギー症状が悪化するおそれがあり、外出時は注意が必要

◆16日には、再び西から黄砂が飛来する予想

◆東京では、午前6時30分に黄砂を観測し、視程は10キロ以上

◆東京での黄砂の観測は、2021年の5月8日以来、2年ぶり

◆4月に東京で黄砂を観測したのは、2007年以来、16年ぶり

・・・とのことです。

 

ちなみに、札幌の自宅マンションの駐車場の車は、黄色い砂埃に覆われていました。

 

黄砂が日本に飛来する条件と影響を調べてみました。

 

《黄砂が日本に飛来する条件》

黄砂は、主に中国の内陸部やモンゴル高原から発生する砂塵現象です。

黄砂が日本に飛来する条件は主に以下の通りです。

 

a) 季節: 黄砂は春季(2月から5月)に発生することが一般的です。この時期には、乾燥した気象条件が砂塵の発生を促進します。

 

b) 風向: 中国大陸やモンゴル高原からの偏西風や北西風が強い場合、黄砂が日本に運ばれる可能性が高まります。

 

c) 高気圧と低気圧の配置: 高気圧がモンゴル高原や中国大陸の上空にあると、黄砂が発生しやすくなります。また、低気圧が日本の近くにある場合、黄砂が日本に運ばれる可能性が高まります。

 

《黄砂がもたらす日本への影響》

黄砂が日本に飛来すると、以下のような影響が生じることがあります。

 

a) 視界の悪化: 黄砂が空気中に漂うことで、視界が悪化し、交通や航空機の運行に支障をきたすことがあります。

 

b) 健康への影響: 黄砂に含まれる微細な粒子や化学物質が、人々の呼吸器や目に刺激を与えることがあります。アレルギーや喘息などの症状が悪化することもあります。

 

c) 環境への影響: 黄砂によって運ばれる土壌や鉱物質が、日本の自然環境や農業に影響を与えることがあります。また、黄砂が水源やダムに堆積することで、水質の悪化や水位の低下が生じることもあります。

 

d) 清掃作業: 黄砂が車や建物、道路などに積もることで、清掃作業が必要となり、経済的な負担が生じることがあります。

 

ヤフーニュースのコメントで、九州大学の先生が、

◆日本に飛来する黄砂の直径は、0.数ミクロンから20ミクロン程度

◆この大きさの粒子は、肺まで到達して呼吸器疾患の悪化をもたらす可能性がある

◆0.数ミクロンの粒子は、肺から血中に取り込まれて、循環器疾患の悪化をもたらす

◆黄砂と同時に、PM2.5のカテゴリに入る黄砂以外の微粒子も飛来する

◆黄砂やPM2.5が高濃度の時は、疾患者や高齢者・こどもの屋外での活動は控える

とのことです。

 

黄砂は、中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原が由来だそうで、自然のことだから仕方がない面もありますが、PM2.5については、温室効果ガス対策と同様、発生原因国は、真剣に対策をして欲しいものです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ850号より)
 

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