2023年4月15日に、和歌山市の漁協で衆院補選の応援演説で訪問していた岸田首相を狙った爆発事件が発生しました。


この爆発事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された兵庫県川西市出身の24歳の男性の自宅に爆発物がある可能性があるとして、警察は、周辺住民に避難を呼びかけて捜査を進めています。

容疑者は犯行時、総理から約10メートルの位置にいたことが判明し、銀色の筒状の物が現場に一時残されました。

和歌山県警は警備態勢を明らかにできず、警察官の人数は不明ですが、警備計画は新たな警護要則に基づいて立案され、警察庁の承認を得ていたとのことです。

 

この事件について、Twitterやヤフコメででは、

・安倍元首相暗殺事件後の新警護要則に基づく警備体勢にも関わらずテロが発生した驚き

・今後も事件が続く可能性あり、警戒強化と模倣犯への注意喚起が必要性

・爆発直後にスマホで撮影する人の多さに対する危機感のなさ

・爆発発生直後に、現場から逃げることなく群れる群衆

・警護が犯人確保と首相の安全が優先され、爆発物に対するフォロー(群衆の避難等)がない

・従来型の日本の選挙応援(街頭演説)の見直しの必要性

・・・

などの声が上がっていました。

 

マネジメントシステム的に捉えれば、

・安倍元首相暗殺事件を教訓に新警護要則が作成されていた

・警備態勢と警備計画は、警察庁に事前承認を受けていた

といった点は、適切に実施されていたにもかかわらず、また、同様の事件が発生したことから、

・街頭演説に対して、現状の警備態勢には限界がある

・街頭演説自体を廃止することの検討

といったことを議論する必要性があるでしょう。

 

話題は逸れますが、「今、話題のChatGPT」ですが、現状は、AIに学習させた情報をもとに答えを導くので、タイムリーな時事問題には対応できていません。

しかし、そのうち、ChatGPTが、この事件についての分析や再発防止策を考えてくれるようになるのでしょう。

ただ、ワイドショーや報道番組やメディアが発信する記事には、「有識者や専門家の意見」は必要です。

なぜなら、やはり人間は、AIより有識者の意見を、賛否を含め参考にしたいからです。

 

ただ、今回の事件に対して有識者やコメンテイターの意見を聞く限り、内容的には「素人の私」や「AIが過去の同様の事件から分析する答え」と殆ど違いはありません。

つまり、ChatGPTが発達しても、「学歴や業務歴、弁護士、著名人など」の「コメンテイターや有識者の意見」については、無くならない仕事なんだろうな、と思います。
 

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