2023年3月1日に、釧路市動物園で飼育されていたメス(10才)のホッキョクグマ「ミルク」が、オス(14才)のホッキョクグマ「キロル」に襲われて死亡したそうです。
各メディアの報道では、
・キロルとミルクは、2018年以降、繁殖期には同じ獣舎で飼育されていた
・同居生活は、2023年が6年目で、200回以上になる
・3月1日の午前11時過ぎ、二頭は、じゃれ合っていた
・しかし、突然、喧嘩になり、ミルクは、キロルに、のどや頭をかまれた
・飼育員らが引き離そうと水を掛けたりしたが、そのまま死にました。
・二頭は、これまでに争うようなことはなかった
・・・
ということです。
報道では、釧路市動物園は、「再発防止策を検討する」とし、具体的な再発防止策は、発表されていません。
当面の間、釧路市動物園は、ホッキョクグマの展示を中止するそうです。
一般論ですが、再発防止策としては、繁殖期に同じ獣舎で飼育されるホッキョクグマ同士の管理や、安全な環境の整備などを検討する必要があるでしょう。
また、飼育員らによる常に注意深く監視し、異常があった場合には適切に対処できるようにすることも重要です。
特に、喧嘩になった際の対応策は、改善が必要でしょう。
報道では、「水を掛けるなど・・・」とあり、それでは、キロルがミルクに攻撃することを止めなかったそうですから、結果論ですが、別の対応が必要だったことは、間違いありません。
しかし、そもそも、200回以上同居して、繁殖に至らなかったと言うことは、キロルとミルクの相性はよくなかったのかもしれません。
ホッキョクグマの繁殖は、難しいとされ、貴重な繁殖年齢期にあるオスとメスだったので、「なんとか繁殖を」と釧路市動物園は、「期待を込めての6年目の同居」だったと思います。
ホッキョクグマの生態に詳しくないので、適当なことは言えませんが、動物園が、「ホッキョクグマ同士が喧嘩で死亡する」という想定と対応手順を確立していなかったとしたら、残念でなりません。
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