世界各都市で「オリンピックが嫌い」という市民が増えているそうです。
また、事実上、現在、2030年冬季五輪の「立候補都市がゼロ」になっているそうです。
2023年2月12日付けのPRESIDENT Onlineによれば、
◆2030年冬季大会をめぐっては、もともと世界でも3都市しか立候補がなかった
(札幌、バンクーバー、ソルトレイク)
◆札幌は、2022年秋~冬に、東京五輪の汚職事件が発覚し、招致活動は一時停止となった
◆2022年10月には、バンクーバーの地元州政府が招致活動の不支持を表明した
◆ソルトレイクシティは、2028年にロサンゼルス五輪があり、国内招致が盛り上がっていない
◆つまり、2030年冬季五輪の有力な候補都市は現時点で存在しない
◆IOCは通例、大会開催の7年前にホスト都市を決定する
◆2020年12月の時点で1都市に絞り込み、事実上の内定とする予定だった
◆現状、開催地決定は先送りされ、少なくとも13ヶ月ずれ込むおそれがある
◆札幌は、2030年大会の有力な候補都市のひとつだった
◆その理由は、
・1972年大会で建設されたオリンピックレガシーが残っていることとること
・世界有数のパウダースノーで知られていること
などが理由
◆世界的な温暖化で、他の開催値候補は雪不足の可能性がある
・・・
といったことを報じていました。
スポーツ観戦が好きな私は、経済面等を度外視すれば、自分が生きているうちに、「もう一度、日本で五輪が開催されるのを見たい」と思います。
しかし、現実的に、開催都市はもちろん、国の財政面への影響は大きいでしょう。
また、これだけの世界的イベントを開催するとなると、巨大な利権が生じ、不透明な契約行為が東京五輪のように少なからず発生するでしょう。
出張族、かつ、鉄道好きの私にとって、札幌五輪の開催によって、北海道新幹線の札幌延伸や道路網が整備されることは嬉しく、札幌市内の再開発は、活発化すると思うので、そういう点では楽しみですが、少子高齢化で、人口減少の日本において、先を考えれば、不必要な投資が増えるだけかもしれません。
おそらく、現時点では、IOCの中では「2030年の冬季五輪は札幌一択」のような気がします。
問題は、日本の世論です。
つまり、IOCは、東京五輪汚職騒動が日本国内で、風化するのを待っているのでしょう。
現状の札幌市民の開催の賛否は、3分の2が「反対、どちらかと言えば反対」となっているそうですから、賛否が逆転、あるいは、半々になった頃合いに、2030年の開催地を決定するのかもしれません。
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