組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。
このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。
今回のテーマは、「JABの旧認定シンボル」について。
日本におけるISO認定機関である公益財団法人日本適合性認定協会は、2020 年 2 月に「認定シンボル使用規則」(JAB N410)を改定し、認定シンボルを刷新しました。
https://www.jab.or.jp/service/management_system/bal/
認定シンボルが変更されたことで、旧認定シンボルについては移行期間が設けられ、2024年2月29日まで使用でき、それ以降は、旧認定シンボルは、原則、使用できなくなります。
旧認定シンボルについて「よくある質問」のいくつかを、備忘録的に記載しておきたいと思います。
質問1:
認証機関が、JABが通知した新シンボルへの移行期間を過ぎて旧シンボルを継続使用した場合、不適合になりますか
見解1:
認定シンボル使用規則(N410)は認証機関に対し、新シンボルの使用を求め、旧シンボルから新シンボルへの移行期限を定めている。他方、認証機関における旧シンボルの使用形態などによっては移行期限までに移行ができない場合や、同期限までの移行が合理的でない場合も想定される。
JABは、機関による旧シンボルの継続使用が移行期限までに実行されないことに合理的な理由があり、かつ、 認定シンボル使用規則(N410)が求めるその他の要求事項を満たしている場合、旧シンボルの継続使用が移行期限までに実行されないことを理由に不適合とはしない。
(後編に続く)
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ814号より)
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