日本がサッカーワールドカップに初出場したのが、1998年のフランス大会。
フランス大会から今回のカタール大会まで7回連続で、日本は本大会に出場していますが、中東初開催ということで、開幕が11月になり、日本の季節は「冬」なので、「W杯=夏」のイメージがあるので、なんとなく、ピンときません。
それにしても、グループEの日本の最終戦は、劇的な勝利でした。
個人的には、日本の2点目のシーンで三苫選手が堂安選手のグランダーのクロスボールをラインギリギリでセンタリングして田中選手が合わせてゴールしたシーンが印象的です。
私は、日本時間の午前4時(2022年12月2日)に始まったこの試合をネット配信のAbemaで視聴していました。
このゴールを揺らしたシーンのあと、すぐにVAR判定になり、Abemaでは、このシーンが何回もリプレイされ、正直、「アウト(ピッチの外)で、のノーゴールだな」と思っていました。
しかし、映す角度なんですね。
真上からの映像では、ボールは、ギリギリ、ラインにかかっていました。
整理すると、
・サッカーボールの直径は22センチ
・ライン幅は12センチ
・サッカーでは、ライン上は、インプレーとなる
となります。
「インかアウトか」の判定で、私たちがよく目にする映像として、テニスがあります。
テニスでは、「ボールの接地面が少しでもラインにかかっていれば、インプレー」となります。
今回のサッカーで、ややこしいのは、「ボールの接地面は、ラインの外」だったことです。
ピッチの内側から映した映像では、明らかにボールはラインに接しておらず、外に出ています。しかし、ボールの直径は22センチあり、おそらく地面と接している長さは、おそらく10センチ以下で、残りの約12センチは、接地していません。その接地していないけれど、真上から見れば、ライン上にボールがあれば、「イン」と言うことなので、ネット上に拡散された色々な画像からは、アウトに見えたのです。
想像ですが、W杯は、今大会から正式にVARが導入されましたが、これまでの副審や線審の「肉眼によるジャッジ」では、このシーンは、インプレーとは判定されず、のノーゴールだったでしょう。
今のところ、VARは、ドイツ戦の「ドイツの幻の2点目」とスペイン戦の「日本の2点目」のシーンにおいて、日本にとっては、有利に働きました。
報道では、オフサイド判定やラインを割ったかどうかの判定は、ドイツのキネクソン社の技術(ボールにセンサーチップが埋め込まれて判定)が支えているそうです。
そのうち、ペナルティエリア内のファールやイエロー、レッドのカード判定の適切性もVAR判定になるかもしれないですね。
ちなみに、これまでのW杯で、グループリーグに2ヶ国以上、優勝経験国が入った場合、グループリーグを2チームが突破したケースはないそうです。
下馬評では、日本が属したグループEは、スペイン、ドイツの優勝経験国とコスタリカ、日本なので、「スペインとドイツの突破が有力」となっていました。
結果的には、日本は、2勝1敗の勝ち点6でなんと1位通過。スペインとドイツは、1勝1敗1分の勝ち点4で並び、得失点差で、スペインが2位になり、ドイツは3位で、2大会連続のグループリーグ敗退(コスタリカは、1勝2敗の勝ち点3で4位)となりました。
スペイン戦での日本ボール支配率は、17パーセントと、とても低く、殆どボールを持たせてもらえませんでした。
グループリーグの3試合を振り返ると、森保監督は、強豪国に対しては、前半は粘って守って、後半に、スピードのある選手を投入して、プレスを掛けてボールを奪った後にショートカウンターで点を獲るサッカーしかないと決めた戦術だったのでしょう。
結果論ですが、コスタリカ戦で、選手をターンオーバーさせずに勝利していたら、スピードのある選手は、スペイン戦では、疲弊して、活躍できなかったかもしれません。
ベスト16を賭けた戦いは、12月5日24時(6日0時)キックオフの前回W杯準優勝国クロアチア戦。
ドイツ、スペインと違い、クロアチアは、どちらかというと引いて守るチームだそうなので、コスタリカ戦のように、相手のペースに合わせて、日本の持ち味が出せない試合にならないことを祈りつつ、応援したいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ831号より)
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