2020年のOECDデータ(年平均労働時間)によると、日本の労働時間は、世界第24位だそうです。
ちなみに、主な国は、
1位:コロンビア 2172時間
4位:韓国 1908時間
11位:アメリカ 1767時間
24位:日本 1598時間
26位:スペイン 1577時間
37位:フランス 1402時間
となっています。
「あれ??」
「日本って意外と労働時間が長くないの?」
「日本人の労働時間ってアメリカより短いの?」
といった疑問が湧きます。
私も、
「日本人は働き過ぎ、というのは実は幻想なのかも」
「働き方改革が進み、労働時間が短縮されたのかな」
「日本人=働き過ぎ との認識を広めている(陰謀論)」
・・・
などと思いました。
しかし、この数字は、正規雇用、非正規雇用の全ての労働時間の平均になるそうです。
そこで、正規雇用のみの1日あたりの労働時間(男性のみ)を見てみると、
・日本 約370分
・インド 約320分
・韓国、スペイン、オランダ 約280分
・イタリア、アメリカ 約270分
・イギリス 約260分
・オーストラリア 約250分
・ドイツ 約220分
・フランス 約170分
となるそうです。
20年以上前に、外資系企業に勤務していたことがりますが、海外の本部職員と話していると、「なんで、こんなに勤務時間が短いの?」と感じることがしばしばありました。
また、海外(ヨーロッパ)では、長期のバカンスを取得する習慣もあり、連絡すると「○○は、2ヶ月先まで休暇です」という返事をもらったこともありました。
このような働き方ができれば、日本独特の「お盆やGWの高速道路の交通渋滞」という事態は、解消されるのかもしれません。
先日、訪問した外資系企業の事業部門のトップは、グループの海外部門のトップから「日本人は勤勉であるが、意志決定が遅く、実行するにあたっても慎重で、スピード感がない」という評価を常にされるそうです。
「いろんな角度から影響を熟慮し、みんなで考えて議論する」のが日本的で、よい面でもあると思いますが、それでは、世界のスピードについていけないのが、今のグルーバルスタンダードなのかもしれません。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ803号より)
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