お盆に帰省した際に、小学生の甥と姪に会いました。

子供の成長は早いもので、以前なら、聞かれて大人として回答に困るような質問には、冗談を交えて煙に巻いていましたが、今は、執拗に聞いてきます。

おそらく、父親や母親、祖父母に聞いても教えてもらえなかったようなことを、一番ガードが甘そうな伯父の私なら大丈夫と突っ込んできたのでしょう。

甥や姪によると、最近の小学生の間で流行っているのは「ひろゆき」だそうです。

 

「ひろゆき」とは、もちろん、2ちゃんねる創始者(現在は5ちゃんねる)の西村博之さんです。

LINEには、「ひろゆき」さんのスタンプも多くあります。

巷では、「ひろゆき」さんは、「論破王」と言われ、大人は「ひろゆきさんの論理には詭弁が多い」ことを知っていますが、小学生には、カッコイイと映るのでしょう。

 

ひろゆきさんの論理に多いと言われている論法に「ストローマン論法」(藁人形論法)があります。

ストローマン論法について、少し紹介したいと思います。

(※「てつたま~哲学のたまご~」のブログより引用)

 

《ストローマン論法とは》

ストローマン論法とは「相手の意見を歪めて反論する論理」のことです。

つまり、「相手が主張していないことを自分に都合のよいように表現し直して、さも相手が言ったかのように取り上げて、それに釘を刺す」手法です。

 

具体的な手法としては、3つあります。

 

「議題の歪曲」

議論の対象になっている言葉を歪曲することにより、反論を容易にします。

これにより、相手の意見を歪めることができ、反論が容易になります。

 

「表現の歪曲」

言葉の表現を歪曲することにより、反論を容易にします。

「歪曲」の事例としては、「制限する」→「禁止する」、「多くの~」→「すべての~」、「支持する」→「絶賛する」などがあります。

このように、表現を強調することにより、相手の主張を歪めることが出来ます。

 

「発言の切り取り」

この方法は、主張の文脈をとらえずに、意見の言葉尻をとらえて反論する方法です。

この方法は、相手が反論しづらい環境の場合(例:ニュース番組や週刊誌など一方向メディア)に極めて有効です。

(後編に続く)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ816号より)

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