マーケティングコンサルタントの藤村正宏氏が、著書(安売りするな!「価値」を売れ!)とSNSで、「現代ビジネスに必要な考え方」のひとつに「つながりの経済におけるSNS活用」について主張されていました。
なるほど・・・。と感じるところがあったので、以下に主なポイントを紹介したいと思います。
◆資本主義社会が終わり、これからは「つながりの経済」の時代になる
◆スマートフォンの普及で人々は、24時間365日ネットにつながった
◆SNSの登場で人と人とがつながりやすくなった
◆消費はそのつながりの中で行われるようになった
◆こんな時代において顔も属性もわからない不特定多数の中から新規客を探すのは困難
◆このようなマーケティングは、無断経費とエネルギーを使うことになる
◆日頃からつながっている友人知人とのコミュニケーションの中から新規の顧客ができる
◆あなたがつながっている友人知人の紹介やシェアで商品やサービスを知ることができる
◆今後ますますつながっている特定少数に向けた発信で売れる
◆したがって、ビジネスにSNSの活用は必須である
藤村さんがおっしゃるように、
「人は同じ商品やサービスを買うなら知っている人から買う」
という「関係性」が現代ビジネスでは重要な考え方でしょう。
例えば、私の知人に中堅企業の営業マンがいます。
知人曰く、「僕のお客さんの殆どは、ゴルフとスノボと野球とジムでつながりのある人しかいない」と。
その知人は、SNSも積極的に発信しています。
おそらく、趣味のつながりで直接会ったときには、「商売の話」はしないでしょう。
つながりがある人のSNSを見て、それをきっかけに、もともと興味のあった商品やサービスをその人が扱っていることを知った場合、顔がわかるし、「関係性がある」ので、安心してアプローチしてくるのでしょう。
ただ、自分の経験を全てに適用しているわけではありませんが、
「SNSで自分を発信し、自分に関心を持ち、ファンになってもらう」
ことは、相当大変で、誰もができることではありません。
私は、ブログは2005年から、メルマガは2007年から、Facebookは2010年から開設しています。
一般人としては、「読者や友達」の数は多い方かもしれませんし、この中には、著書を購入してくれた人、セミナーに来てくれた人もいますが、「ごはんが食べられるほどの収益を上げる」ことは、「不可能」というのが結論です。
また、仮に「SNSで自分を発信し、自分に関心を持ち、ファンになってもらう」という関係性ができても、「人を雇い育て、組織を大きくしていきたいビジネス」の場合は、「社長が営業マン」という「個を売る」モデルには「限界」があると思います。
しかし、「個人商店的ビジネス」(オーナービジネス:レストラン、雑貨屋さん、小規模の士業、教育・コンサルティングなど)では、成功しやすい考え方でしょう。
今の時代は、昭和の時代と比較して、個人情報の収集が難しく、マスマーケティングは、効率が悪すぎるからです。
また、「日記的SNS」を発信するのは、芸能人なら問題ありませんが、「熱量のある内容」を継続的に発信するとなると、なかなか大変だな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ772号より)
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