2022年3月3日付けの朝日新聞デジタルが、
「旭化成工場爆発、会社側「原因分からず」 住民は怒り「何の実験か」」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、(※筆者が一部編集)
◆宮崎県延岡市の旭化成のグループの工場で3月1日に爆発事故が発生した
◆事故を起こしたカヤク・ジャパンは、旭化成と日本化薬の合弁会社
◆3月2日未明に記者会見し、近隣住民に謝罪し、事故の経緯について説明した
◆突然の爆発事故に住民からは不安と怒りの声が上がった
◆事故では社員1人が行方不明になり、工場敷地内外にいた3人がけがをした
◆近隣の住宅など約50戸にガラスが割れるなどの被害が発生した
◆住民は、「何の実験をしているのか全く分からない。今回の事故で恐ろしくなった」と話した
・・・
ということだそうです。
他の記事によれば、爆発した火薬類の原料は、3100キロが貯蔵されており、この量は、ダイナマイト約3万本分に相当するそうです。
事故映像をネットニュースで見ましたが、工場建屋は吹き飛ばされているので、現在行方不明の液体計量を行っていた男性従業員は、痛ましい話ですが、からだが粉々に損傷しているのかもしれません。
また、延岡市消防本部によると、行方不明の男性以外に、爆発現場から200m離れた場所で作業していた業者の男性が爆風で鼓膜を内出血し、付近の事業所勤務の男性が転倒して擦り傷を負っており、これまでに3人が被害に遭ってることがわかったそうです。
なお、現在は、警察と消防が調査をしているそうですが、事故原因がわからないそうです。
事故原因がわからない状態では、被害者や地域住民はもちろん、カヤク・ジャパンの従業員も安心して働けません。
ちなみに、カヤク・ジャパンは、マネジメントシステム認証として、ISO9001をJQAで取得(延岡製造所、東海工場、西日本営業部、業務管理部)しています。
(対象製品は、オートイグニッションボロン(AIボロン)、多孔質炭素、無煙火薬の製造及び販売)
警察、消防の調査の後になると思いますが、JQAは、業務手順にしたがった業務が実施されていたのか、再発防止の仕組みは有効に機能しているか、といった観点で、しっかりと審査をして、可能な範囲で結果を公表して欲しいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ792号より)
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