(前編からの続き)
それに対して、組織のリモート審査に対する評価は、二分されているように思います。
つまり、
「これからも可能な限り、リモート審査で実施して欲しい」
というリモート審査に対する肯定的な意見と、
「リモート審査では、気づきが生まれにくい」
「審査は、現場担当者の成長の機会としているが、リモート審査ではそうならない」
といった否定的な意見が、それぞれあるのです。
リモート審査に対する「肯定派」組織ですが、多少、偏見が入りますが、たいていは、
・そもそも認証審査を「単に審査の場」と捉え、業務に生かす気がない
・結果としての「登録証維持」にのみに関心があり、簡便に審査を済ませたい
・審査員の経費相当額分の費用請求がなくなり、経済的なメリットがある
・・・
というように考えているのです。
そのため、リモート審査に対するアンケート結果は、評価が高くなり、「これからもリモート審査で認証審査を実施して欲しい」という要望になるのです。
もちろん、中には、
「リモート審査の方が、これまで出席できなかった人が審査に参加できる」
「訪問審査より効率的に審査を進めてもらえてよかった」
などと、真面目に、本音で「評価」してくれる組織もあるでしょう。
しかし、多くの場合は、
「審査員の突っ込みが甘く、経済的にもコストダウンになった」
から「アンケート結果の評価が高くなっただけ」と捉えることが正しいでしょう。
つまり、
「アンケートの評価が高い」=「リモート審査は有効に実施できている」
ということでは無い「要注意」と捉えることが大事でしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ776号より)
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