(前編からの続き)
フリーランスになったときに、失敗した人間関係は、発注元組織の年齢が近い(男性)人との人間関係です。
詳細は省きますが、その人は、年齢が近いこともあってか、会議や打ち合せなどで会うと、積極的に話しかけてきてくれました。
そのうち、昼食や晩飯をともにする機会もあり、ある時、「ここだけの話だけど、取引先で、こんなことがあったんだよね」という話をしました。
その時は、その方は「へえ~、そんなこともあるんですね」的な雑談で終わりました。
しかし、数日すると「先日はここだけの話と言うことで、お話をお聞きしましたが、知り得てしまったので、上司に報告しました。もちろん情報源がありがさんであること話していません」という趣旨のメールが届きました。
私としては、「この件は、その方の腹に収めてもらうべき話しで、そういうケースもあるんだ、今後注意しよう」ぐらいのつもりでした。
そこで、少し抗議の意味も含めて、直接電話したところ「業務の中で知り得てしまった以上、組織人としては看過できないので、上司に報告しました」と言われました。
確かに「組織人」としては間違っていないのかもしれませんし、逆恨みしてはいけませんが、「仕事を超えた人間関係」と思っていた私は、「もうこの人には、本音は絶対に話さない」と誓いました。
こどもの頃に、
「1年生になったら、友達百人できるかな」
という歌がありました。
小さい頃から「友達は多い方がいい」という価値観でなんとなく育ってきましたが、最近は「人間関係に悩むぐらいなら無理に増やす必要はない」という価値観に世の中が変わっているようです。
先日、知人と食事をしていたら、学生時代の友人がある商品の営業マンに転職していて、ひさびさに会って楽しく食事をしているつもりが、急に営業してきて、「もう付き合わん」と決めた話をしてくれました。
利害が絡むと、一瞬でそれまでの人間関係が終了してしまうこともあります。
だからこそ、趣味などを通じた人間関係構築が必要な時代なのでしょう。
それにしても、今の時代は、仕事もプライベートも、住所や電話番号はもちろん、本名(旧姓を仕事では使っている人もいる)すら知らない知り合いの方が多い時代です。
連絡は、メールアドレスか、SNSのメッセージ機能ですが、関係が破綻したら「削除」や「ブロック」です。
殺伐とした感じもしますが、これが今の時代のスタンダードなのでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ740号より)
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