職場での人間関係に悩みを持つ人は多いようです。

典型的なのは、

・上司と接するのが苦手

・社内での人間関係がうまくいかず孤立している

・仕事仲間と良好な関係を構築できない

・・・

といった悩みです。

 

そもそも、今の時代は「仕事」と「プライベート」をしっかりと区分けし、切り分ける時代です。

つまり「狭義の仕事」以外での他人(上司、同僚、部下)とのコミュニケーションは、「仕事を進める上で必要な人間関係を損なわない程度」で十分なのです。

 

何かのプロジェクトが終わって、自然派生的に「今日は、お祝いだ。みんなで飲みに行こう」となるのは構いませんが、「すぐに家に帰っても暇だから」といったような理由で、部下を飲み会に誘うのは、相手が「どこか美味しいものを食べに連れて行って下さい」と言ったとしても、相当人間関係ができていないかぎり、誘うのは避けた方が無難です。

トラブルになったときに「部下は上司の誘いを断りづらい立場にあった」=「パワハラ」と社内のハラスメント委員会等で判断されてしまうかもしれません。

 

ただ、難しいのは「仕事を進める上で必要な人間関係を損なわない」の「程度」です。

この程度を「挨拶レベルのみ」と捉えると、「雑談」もできなくなってしまいます。

「今日は、小春日和な陽気で肌寒くないですね」はOKでも、「昨日のお休みはどんな風に過ごされたんですか?」はアウトかもしれません。

基本的には、

◆職場以外で関係を持つ必要はない

◆職場の人との関わりを最小限にする

◆負担になる人間関係は持たない

ということを徹すればいいと思います。

 

私が社会人になった頃(平成初期)は、「公私混同はするな」と上司には言われましたが、まだまだ、上司はもちろん、取引先、お客さんとの「食事会や飲み会」というものはふつうにありました。

30年近く前のことですが、同僚とある地方にある企業に出張に行ったとき、最寄駅まで送ってもらう途中に景色がよい高台がありました。

私が「景色がいいですね」というと、「春には、杏の花が咲き乱れてきれいなんですよ、その時期に是非!」と企業の方がおっしゃるので、春に同僚とプライベートでその方を頼って訪問したことがありました。

人によっては「社交辞令で言ったのに、ずうずうしいな。でも取引先だからむげにできない」と思われるので、「訪問していいですか?」とお聞きするのもできないでしょう。

(後編に続く)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ740号より)

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