(前編からの続き)
話題が、収集運搬の話になったので、安定型最終処分場の話題に戻しますが、安定型最終処分場は、
・水に溶けたり、腐敗分解しないもの
・穴を掘り、産業廃棄物を埋め立てし、容量が満杯になった後、覆土を被せる
という流れになります。
つまり、最終処分場の構造が、管理型や遮断型と比較し、単純です。
法規制への適合性の観点からのチェックポイントは、
・本来、管理型最終処分場に埋めなければならないものが混入していないか
・ゴムくず、廃プラについては、約15センチ以下に破砕、切断されているか
については、最低限、確認が必要でしょう。
私は、公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センターが実施する「収集運搬業」、「処分業」の4日間の講習会を受講し合格したので、知識はあるつもりですが、産廃業界の実務経験がないので、収集運搬業や処分業に訪問した際に、
・展開検査が甘いんじゃないか
・破砕、切断している場面をみるが、とても15センチ以内には見えない
・金属くずに付着物があるが、安定型に埋めていいのか
・塗料や樹脂系硬化剤を乾燥させたものは、安定型に埋め立ててよいのか
・・・
などの疑問が湧いたときに、質問はしても、回答が適正なのか、ヤバいのか、よくわからないことも多いです。
(※説明がしっかりしていれば、業界的にはそういうものなのかな、と性善説での判断となっています)
監督する地域の行政機関によっても判断は分かれるケースもあるので、廃棄物の適正処理基準の運用判断は、なかなか難しいものだな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ755号より)
【好評発売中!】
『事例で学ぶコンプライアンスⅠ』
(トータルEメディア出版)
事例で学ぶコンプライアンス Ⅰ | TEM出版書店 (total-e-media.jp)
事例で学ぶコンプライアンス | 有賀正彦 |本 | 通販 | Amazon
『できるビジネスマンのマネジメント本』
(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001