実家の庭には、果実の「キウイの木」が2本あります。
植物に詳しい方はご存知のように、「キウイの木が2本」といっても、キウイは、「雌雄異株」なので、雄花と雌花とが別の個体(木)となっています。
つまり、実家の庭にあるキウイの木(2本)は、雄木と雌木です。
しかし、実家の土地は、もともと小高い丘を、不動産デベロッパーが分譲団地を開発する際に、削って平らにした土地なので、地盤が固く、植物が育つ環境としては、痩せた土地です。
そのせいか、雄木は、雄花が咲かず「単にあるだけ」で、つなわち、雌木と交配しないため、実がなりません。
そこで、父は、毎年、キウイの花が咲く時期になると、知り合いから、雄花を分けてもらって、「人工授粉」させています。
※咲いている花は、雌木。雄木の花を受粉させないと実はならない
ちなみに、実家が建設されたのは、私が小学校6年生の時で、1979年です。
大学は、実家を離れていたので、大学を卒業して、実家に帰ると、キウイの棚が、南側のリビングがある部屋の外に、設置されていました。
つまり、キウイが実家の庭に植えられてから、32~33年ではないかと思います。
キウイの寿命は、植物の本によれば、20~25年とされているので、ふつうに考えれば実家のキウイは「老木」で、根本付近の幹には穴も空いているので、今年も元気に青々とした葉が芽を出していますが、いつ枯れてもおかしくないのだと思います。
キウイが植えられた詳しい経緯は、両親に聞いていないので、わかりませんが、おそらく、リビングに差し込む強い西陽(にしび)対策として、キウイ棚を設置したと思います。
両親の会話をちらっと聞いた範囲では、「キウイをそろそろ伐採しよう」と考えていたそうです。
雌木は1本ですが、実は、100個以上なるので、正直、両親だけでは、食べきれません。
しかし、7~8年前に「食べきる救世主」が現れたのです。
それは、都内に住む小学生の甥っ子です。
彼が、キウイが大好物なのです。
私は、いまでこそ、キウイがあれば、食べますが、小学生の頃は、「酸っぱいし、食べると喉がイガイガする」と好んで食べませんでした。
両親は、「孫がキウイを楽しみにしているなら」と「キウイ伐採計画」はなくなり、その代わり、老木から新たな苗木にバトンタッチする「キウイの代替わり」を考え始めたようです。
父は、現在は、自分が「人工授粉」させていますが、ちゃんと誰も手入れをしなくなってからも実がなるように、品種改良された「雌雄同株」のキウイを植えたいようです。
実家に戻った際に、父に頼まれて、数件のホームセンターの園芸コーナーをクルマで回りましたが、スーパーエメラルドなど「雌雄同株」のキウイは、お取り寄せになるとのことで、すぐには購入できませんでした。
キウイの植え替え時期に適した時期は、3月。
植物を植えるときは、一般論として、葉が出る前に植えるのがベストです。
そこで、ネットで検索すると、通販で「雌雄同株のキウイ」がいくつかのネット園芸店舗で販売されています。
送料は、「2本まで同額」なので、2本購入です。
※雌雄同株のスーパーエメラルド(1本は庭に、1本は鉢植えにしました)
ただ、キウイは、実がなるまで、5~6年かかります。
その頃、甥はすでに中学卒業か、高校生です。
きっと小学生の今のように遊びに来ることはないし、もしかしたら、「スーパーで購入したキウイの方がうまい」という結論になり、食べてくれないかもしれません。
また、キウイがなる頃は、誰が木の手入れをするのだろう?
剪定の仕方を勉強しておかなきゃ。。。と、ふと疑問を感じた今週でした。
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