「自分の良さを見つける専門家のチィ」さんによると、
「論理派の人の話が感覚派にも伝わるコツ」
があるそうです。
確かに、論理全開で話をすると、
「冷たい」
「何を考えているかわからない」
と思われてしまうでしょう。
たとえば、当たり前ですが、筋道を立ててものごとが、まだ捉えられない赤ちゃんや就学前の児童に論理的に話をしても、話は伝わりませんし、無視されてしまいます。
そこで、感覚的に興味をもってもらうために、「いないないばー」など顔芸をしたり、「そんなのかんけえねー、はい、おっぱっぴー」のような意味のない面白フレーズで注意を引きつけるわけです。
これが大人になると、あからさまに話している相手を無視するわけにはいかないので、「聞いているふり」をします。
そうすると、表情を読み取り、空気が読める人なら気づきますが、論理派の人は、延々と自らの主張をしゃべり続けています。
そうなると、感覚派の相手は、
「話が難しい」と聞いているふりをしながら、「情報自体はシャットダウン」してしまいます。
そこで、チィさんによれば、以下の3つに気をつけると感覚派にも話が伝わりやすいそうです。
1.「話し手自身の感情や体験を織り交ぜる」
・表情にあらわす
・ひとこと気持ちを添える
2.「イメージ図を使う」
・言葉だけでなく、イラストや絵を使う
3.「具体的なエピソードや例え話を使う」
だそうです。
実際の会話の中で、とっさに実戦することは難しいと思いますが、確かに、これらを意識しながら話をして、鍛えていくのがいいのかもしれません。
「表情であらわす」、「気持ちを添える」、「経験談などエピソードを入れる」は、意識すれば、すぐにできそうです。
また、論理派の人が感覚派に、質問をすると「むっとされる」ことが多いですがその「原因」を考えると、感覚派は、
・理解していること、できることがなぜなのか「認識」や「言語化」できていない
・そのため「なぜ」と聞かれると「責められている気分」になる
からでしょう。
したがって、「なぜなの?」と単に質問するだけでなく、「知りたい理由を添える」工夫が必要でしょう。
私は仕事柄、企業経営者や業務責任者にインタビューをする機会がありますが、「知りたいことの意図」を先に伝えてから、「なぜ○○なんですか?」とお聞きするとスムーズに聞き出せたり、手順や記録を提示してもらえることが多いです。
個人的には、仕事柄、私は「論理派」にみられがちですが、日常生活では、感覚派だな、と自認しています。
論理派の人の話がわからなくなったときは「何を確認されたいのでしょうか?」と逆に表情を笑顔にして、聞いてみたいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ719号より)
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