元公務員ランナーで、今年の4月からプロランナーとなった川内優輝選手が、2019年12月15日に開催された第50回防府読売マラソンで、節目の「フルマラソン100回」となったそうです。
スポニチアネックスの報道によると、
・100回目のマラソンは、2時間14分17秒で7位に終わり、3連覇を逃した
・20キロ手前で先頭集団から脱落し、過去4度優勝の大会でワーストの成績
・初出場で女子5位の侑子夫人(34)に順位でも劣った
・「節目の大会で自分でも恥ずかしい結果。申し訳ない」と肩を落とした
・4月にプロ転向した今季は10月の世界選手権(ドーハ)29位など不振続き
・世界選手権に備えて高地トレなどを避けた
・「スピードが凄く落ちている。心肺機能が落ちたのか、少しペースが変化すると苦しくなって前半でもついていけない。相当深刻な状態」と明かした
(記事より、筆者が引用編集)
4月のプロ転向激励会、5月の河北新聞錦秋湖ハーフマラソンでお会いした時は、「世界選手権までには調子を上げて行けると思う」とおっしゃられて、いちファンとしても期待していましたが、全盛期の川内さんからは程遠い結果となっています。
世界陸上後は、季節も涼しくなってこれからが川内さんの季節だろうなぁ、と思っていましたが、福岡国際、今回の防府読売と、川内さんの相性が良い大会でもタイムが出ていないので「異変」を感じていました。
記事にもあるように「スピード変化に心肺がついて行かない」は深刻な状況です。
来年は高地合宿も計画されているそうなので、「復活」そして、念願の2時間7分台を達成して欲しいです。
2019年12月15日付の日刊スポーツによると、川内さんの「100回」の内訳は以下の通りだそうです。
優勝41度、2位9度、3位8度、4位6度、5位0度、6位6度、7位4度、8位5度、9位4度、10位2度、11位2度、12位1度、13位3度、14位1度、15位0度、16位1度、17位1度、18位2度、19位2度、20位1度、21位以下1度(29位)。
《100回の全成績一覧》
<2009年>
(1)2月1日 別府大分毎日 20位 2時間19分26秒
(2)3月22日 東京 13位 2時間18分18秒
(3)12月6日 福岡国際 13位 2時間17分33秒
<2010年>
(4)2月28日 東京 4位 2時間12分36秒
(5)12月5日 福岡国際 10位 2時間17分54秒
<2011年>
(6)2月27日 東京 3位 2時間8分37秒
(7)9月4日 世界選手権大邱大会 18位 2時間16分11秒
(8)10月30日 大阪 4位 2時間14分31秒
(9)12月4日 福岡国際 3位 2時9分57秒
(10)12月18日 防府読売 2位 2時間12分31秒
<2012年>
(11)2月26日 東京 14位 2時間12分51秒
(12)4月15日 かすみがうら 優勝 2時間22分38秒 ※
(13)4月29日 デュッセルドルフ 8位 2時間12分58秒
(14)7月1日ゴールドコースト 4位 2時間13分26秒
(15)8月26日 北海道 優勝 2時間18分38秒 ※
(16)9月16日 シドニー 優勝 2時間11分52秒
(17)10月21日 ちばアクアライン 優勝 2時間17分48秒 ※
(18)12月2日 福岡国際 6位 2時間10分29秒
(19)12月16日 防府読売 優勝 2時間10分46秒 ※
(後編に続く)