取引先の知人が一身上の都合で退職することになりました。
ちなみに、私自身は、サラリーマン時代を4社で過ごしたので、転職(業界は変わっていないので転職というより転職場)が3回、独立時を含めると4回、直属の上司に退職を相談し(相談時点ではいずれも次は決まっていたので、報告ですが)「退職願」を提出しています。
そのうち、転職時の3回は、後日、直属の上司にお話をお聞きする機会があったので、「私の転職相談時の様子」をお聞きすると、いずれの上司も、
「あなたに“相談があるのでお時間いただけますか?”と言われた時は、何の話か想像がついたよ。そして相談じゃなくて報告だろうな。」
と言われました。
また、そのうちの2人の上司には、
「あなたの気持ちがそういう状況になっていることはなんとなく想像が少し前から気づいていたから、今考えると、早めに手を打っておけばよかったよな」
ともいわれました。
要は、上司からしたら、
「不満や不安を持ち始めているが、仕事は期待通りやってくれているし、辞めるという決断をすることはないだろう」
と思っていたようです。
この2回に関しては、当時、20代だったこともあり、まだまだ自分の可能性に期待していたので、
「ずるずる引きずって働き続け、生活のために辞められない状況になる前に早く決断しよう」
という思いがありました。
少し話がそれますが、(「時効」なので)余談ですが、転職3回のうちの1回(前述した2人の上司以外の1回)は、私が退職意思を伝えると、
「お前もそうなのか?!実は俺もだ。辞めるんだったら、俺の転職先に一緒に行かないか?」
といわれました。(次を決めていたので、その提案は断ってしまいましたが)
話を元に戻しますが、これまでも、取引先や業界の仕事仲間から退職を報告されたり、相談されたりすることはありました。
しかし、日常的に仕事上のやり取りが頻繁な人から「退職を伝えられる」というのは、そんなにない経験で、私自身の「退職の意思を上司に伝える」という出来事から、20年近く経過して、逆の立場(退職を伝えられる)側の気持ちが、ようやく実感できた、という気がしました。
「辞めてもらってよかった」というケースではなく、比較的「惜しまれつつ辞める」ケースの場合は、辞める側も、それなりに関係者に一斉報告をする前に近しい人には、「実は・・・」と退職経緯や時期について根回しして事前に話をしてくれています。
しかし、私からすると不思議なのは、稀に「関係者への根回し相談や報告はなく、“実は今日が最終勤務日”と突然連絡される人」がいることです。
「嫌気がさして、もうこれまで関係があった人とは、今後はどうでもいい」と思っているとは思いたくないですが、「一方的退職連絡&有休消化宣言」は、唖然としてしまうので、「これまでの付き合いは何だったのか」と寂しくなるのでやめて欲しいよな、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ654号より)
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