毎年、ほんの数週間ですが、札幌も寝苦しい夜はあります。
北海道と言っても、札幌だと、日中は33℃ぐらいまで気温が上がり、エアコンの室外機が密集するすすきの繁華街だと、夜になっても、もわーん、と生暖かい日が意外と多くあります。
先日も、全国ニュースで、「生活保護を受けている60代の札幌在住の女性が電気が止められた室内で熱中症で亡くなった」という報道がありましたが、閉め切った室内だと「健康異常が特にない人」でも熱中症になる可能性はあるよなぁ、と実感します。
また、観光や出張で来札されたと思われるグループが「札幌も意外と暑いね」と言いながら、すすきの繁華街を千鳥足で歩いている姿もよく見られます。
さて、そんな折に、釧路に行ってきました。
数日前に、報道ステーションの釧路からの中継で「気温17度」と紹介されていたので、少し楽しみでした。
しかし、私が訪問した日の釧路は、25℃程度あり、「イメージしていたより暑い」と感じました。
ランニング友達が経営する北海道ミシュランガイド掲載店の釧路のお蕎麦屋さんに訪問したところ、釧路にしてはここ数日暑い、とのこと。
釧路では、「23℃を超えたら暑い」という感覚だそうです。
しかし、せっかくの釧路なので、早朝ジョギングをしました。
釧路の駅前付近方釧路川の河口付近の遊歩道を中心にお散歩ランをすると、プリンスホテル付近をダッシュする若者の集団がいました。
知人の陸上指導者さんにたまたま声を掛けていただきましたが、大学生を引率して、釧路で合宿中だそうです。
やはり、この時期の陸上関係者の多くは、暑い本州を避けて、北海道各地で合宿しているんですね。
河口付近に向かうと、6時過ぎで早い時間ですが、「釣り」を楽しむ人がたくさんいました。
フィッシャーマンズワーフ付近の釧路川河口には、「ご当地ソングの女王」こと演歌歌手の水森かおりさんが「釧路湿原」というタイトルの名曲があるので、記念碑が立っていました。
ちなみに、水森かおりさんは、現在、新曲「水に咲く花・支笏湖へ」を引っ提げて全国各地のイベントをまわっていますが、「ご当地ソング」としては、100曲目で、都道府県の数にして、43都道府県を制覇しているそうです。
話はガラッと変わりますが、釧路でビジネスをしている知人によると、最近の釧路は、「避暑地」としてプチ長期滞在する高齢者や富裕層も多いようで、「夏場のホテルは取りにくいし、ホテル側も以前より強気の価格設定」をしているそうです。
確かに、私が予約した釧路駅近くのビジネスホテル(全国チェーン)も、数年前であれば、1泊5000円前後でしたが、今回は、8000円近くに跳ね上がっています。
また、釧路人気を見込んでなのか、2018年8月1日から「LCCのピーチ・アビエーション」が、「釧路―関西線」の定期便の運航を開始しました。
使用機材はエアバスA320(180席)で、1日1往復ですが、通年運航で、運賃は、片道5290円から。
都市間を移動する高速バス料金並みの価格です。
北海道は、札幌、函館など「行きたい観光地ランキング」の上位にいくつもの街が入りますが、リピート率が低いのです。
長崎のハウステンボスは、一時の経営危機から脱し、リピート客が多い観光地化しましたが、北海道は、現状、せっかくの「自然や食」を中心とした観光資源を十分に生かす仕組みが確立していません。
それにしても、私のような内地人からすると、北海道「行きたいところ、食べたいグルメの宝庫」ですが、「札幌で生まれ育った道産子」は、意外と「道東に行ったことがない」人が多いのです。
北海道民の多くのご先祖様は、「開拓者」として北の大地に移り住んできた人なので、不思議だなぁ、と思います。
コラムニストの「ジェーン・スー」さんも内地で、北海道のラジオ番組で「将来は北海道に移住したい」というほどの北海道ファンですが、うちら「内地人」が北海道のよさを発信し、リピート率を上げるための提案をしていくしかないのかもしれません。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ605号より)
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