道後温泉に行ってきました。

ご存知のように、道後温泉は、日本書紀などに、聖徳太子や斉明天皇が入浴したという記述があり、「日本三古湯」のひとつともいわれています。

(※一般的な「日本三古湯」は、道後温泉、有馬温泉、白浜温泉ですね)

 

この道後温泉ですが、「シンボル」ともいえるものは、共同浴場の「道後温泉本館」の建物です。

本館は、木造3階建てで、1894年(明治27年)に建築されています。

文豪、夏目漱石の「坊ちゃん」では、道後温泉は、「住田の温泉」として登場しますが、夏目漱石が松山中学に赴任した年は、1895年で本館が完成した翌年だったそうです。

ちなみに、「2017年」は、夏目漱石と正岡子規の「生誕150年」の年です。

 

そんな道後温泉ですが、建設以来、大規模改修は一度もなく、雨漏りやシロアリの被害が見られ、大地震が発生した場合は「倒壊する」と言われています。

そのため、2018年秋から約7年かけて、改修工事が計画されています。

改修中は、館内に4つある浴槽の半分が利用できない時期もあり、かつ、外観の一部は、足場が組まれ、工事用シートが張られるので、あの「象徴的なレトロな建物」の姿が見れません。

 

また、私の予想ですが、大規模改修工事の予算は26億円とのことですから、館内の「大正、昭和チックなたたずまい」は、限りなく保存するとは思いますが、工事完了後に今の古びた感がなくなるのは、明らかでしょう。

 

そんな風に考えると「是が非でも改修工事前の道後温泉」に入っておくしかありません(笑)

そんなわけで、行ってきました。

料金(大人)は、

◆神の湯階下:410円(神の湯の入浴のみ)

◆神の湯2階席:840円(神の湯階下+貸浴衣、お茶、せんべい付き)

◆霊の湯2階席:1250円(霊の湯2階席+貸タオル、霊の湯の入浴)

◆霊の湯3階席個室:1550円(霊の湯2階席+坊ちゃんだんご(せんべいなし))

となっていて、霊の湯3階席個室は利用時間80分で、その他は60分です。

 

結論から言えば、地元民で、利用頻度が高い、あるいは、観光客で近隣のホテルに宿泊していれば「神の湯階下」で十分ですが、「日帰り湯」であれば「霊の3階席個室」が断然お勧めです。

3階の個室の一番奥の右側の部屋は、いわゆる「坊ちゃん部屋」で、夏目漱石の写真や年表が掲示されていました。

館内は、撮影禁止ですが、「個室内と個室から眺める外の風景の撮影は自由」だろうと考え、撮りましたが、趣きがありまくりの温泉です。

 

本館の近くに、20179月下旬にオープンした「道後温泉飛鳥の湯」があり、外観だけ見学してきました。

飛鳥時代風の外観にしていますが、悪く言えば、宗教法人のような建物で、日帰り湯として、入るだけならいいと思いますが、「道後温泉本館」のような「ぜひ、見に行きたい」というものではありません。

2018年秋に開始される改修工事前に、もう一度、「愛媛名物“鯛めし”を食べて本館の温泉に入りに行きたいな」と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ573号より)

 

 

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