少子高齢化となり、日本人の平均寿命も延びて、「年をとっても働く時代」になりました。
私が子供の頃は、「55歳定年制」の会社もあり、社会人になった頃に「60歳定年制」が一般的になった気がしますが、いまは「60歳定年、65歳まで雇用維持」という組織が多くなったのでしょう。
よく、定年を「マラソン」にたとえられますが、入社した頃は「ゴールは55歳ですよ」と言われていたのに、ゴールが60歳になり、やがて65歳になり、と「走っても走ってもゴールにたどり着けない」世の中になったことは、「社会と長く関われていいじゃん」と前向きに捉えれば別ですが、社会をさらにどんどん「少子高齢化」にしていく負のサイクルに陥っているともいえるでしょうね。
さて、話はガラッと変わりますが、先日、昔の友人と話していて、「あの人は今どうしている?」的な話題になりました。
早いもので、私が社会人になった頃の上司や先輩もそろそろ「定年を迎える年齢」になっているんですね。
うまく組織内で立ち回った人は「役員」になっていますが、「ふつう」に歩んできた人は、「役職定年を迎えベテラン平社員となったり、子会社所属となったり、老後」を考える世代になっています。
私が関係した職場の先輩の消息を調べると「出戻りした人」も意外といます。
「出戻り」もいろいろあって、外の組織で管理能力や経験を重ねて「幹部社員や経営陣」となって出戻ってくる人もいれば、「落ち武者」のように拾われて出戻ってくる人もいます。
立場を変えて「出戻ってきた場合」は、新卒時の入社が同期であっても、「役職による会社内での人間関係」を間違えると、苦労もあるようです。
感じとしては、組織にずっと勤務して、内部昇格して役員になったケースは、人間関係の問題は生じません。
しかし、例えば、入社年数が浅いうちに一度退社し、その後、その会社や関連子会社に契約社員で戻り、正社員になった場合は、「上司が昔の同期」というケースもあります。
また、同業他社でキャリアを重ねて「経営陣として出戻る」と「かつての先輩が部下」というケースもあります。
このようなケースでは「役職など立場に応じた組織内の人間関係」を「仕事だ」と割り切って構築しないとですが、それができないと、感情的に「同期なのに偉そうに・・・」となってトラブルを招くようです。
それにしても、社会人になった頃は、保険のおばちゃんがいろいろと進めてくれる保険商品について「ずっと先の話で想像もつかないけど契約しとくか」ぐらいに思っていましたが、支給される年金も目減りしていく先行きを考えると、「加入していてよかったぁ」ということが実感できる年齢になってきました。
月並ですが、時の経つのは、その時その時は「長く感じる」ことも多いですが、振り返るとあっという間ですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ563号より)
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