網走マラソンを走り終える前の時点で、年内のレースは残り16レース。
そのうち、フルマラソンが13レースあり、年内の本命レース(フル)は1レースのみなので、残りの12レースは、「あわよくば」と若干色気があるレースが2つありますが、原則的には「すべてロング走練習」の位置づけです。
網走マラソンは、タイム的には「3時間20分~3時間30分」で完走することを決めてはいましたが、「どのようなペース配分で走ることにするか」は、実は、直前まで決めていませんでした。
一般的には、ペース配分の型は3種類です。
1)ポジティブスプリット(前半飛ばして後半はペースを落としつつも粘る)
2)イーブンペース(均等ペースで最初から最後まで走る)
3)ネガティブスプリット(前半抑えて後半上げて走る)
人によって精神的な好みや体質的特性もあるし、コース条件もあるので、「どのペース配分が正しい走り方」と言えませんが、ランニング指導会に参加して指導されるのは、イーブンペースかネガティブスプリットでしょう。
その理由は、大失速リスクが少ないからです。
ふつう、ランニング教室で先生に指導を請う場合、先生からすれば「大失速しました」という報告は聞きたくない。
よっぽど、先生と生徒の信頼関係が構築できている場合は、「大失速してもいいから最初から突っ込んでみろ」と指導されるでしょうけれど、一般的には、「イーブンで押すか後半上げれたら上げましょう」と指導されるでしょう。
私の場合は、自己ベストを狙っているレースであれば、「無茶しない範囲で最初から突っ込み後半は粘りまくってペースダウンを最小限に抑える(ゆっくりゆっくり力尽きていくイメージ)」という作戦です。
もちろん、大失速で撃沈失敗レースも多いですが、稀に「ハマったレース」があると、実力以上のタイムを叩きだせることが年に1~2回あり、それが楽しいのです。
別に「すべてのレースで安定したタイム」を出す喜びは私の場合、極めて薄いので、「まぐれ」といわれようと、公認レースでいいタイムがでれば「まぎれもない実績」ですから、それでいいんです(笑)
そんなわけで、「網走マラソンはどうする?」と考え、前日の下見で、前半16キロまでは、アップダウンの連続なので、前半は、「3時間30分ペーサ-」(リレハンメル五輪金メダリストの阿部雅司さんが担当)について行き、余裕があったら16キロから「徐々にペースを上げる」戦略にしました。
ただ、まわりから言われたのは「ありがさんは、前半抑えます、と宣言しても、どうせ、ペースを上げちゃうでしょ」と、本人も納得のごもっともな指摘をされました。
そのため、「デジカメを持って撮影しながら走る」ことにしました。
過去にも、「デジカメを持って走ったレース」はありますが、カメラ持参だと、途中で立ち止まって撮影したり、折り返しで知り合いのランナーを見つけると、カメラを向けるので、自然とペースが遅くなるのです。
作戦は、的中で、「デジカメ持参作戦」により、前半は、かなりペースを抑えることができました。
網走マラソンは、中間点通過の正式計時がないので、あくまでも手元の時計ですが、
◇前半 1時間38分50秒
◇後半 1時間35分45秒
ゴールタイム:3時間14分35秒(62完走中39番目)
とフルマラソン完走62回目にして、人生初の「ネガティブスプリット」達成です。
ネガティブスプリットをやってみて、想像以上に気持ちがよかったのは、後半は、ゲストランナーのワイナイナさんとワイナイナさんと一緒に走っていたランナーの2人以外には、誰にも抜かれず、逆に、何十人と前を行くランナー(獲物)を抜かす快感は、なかなか良かったです。
私には、なかなか難しいですが、いつか「サブスリーでネガティブスプリット」を達成したいと思います。
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