2014227日の夕方、変わった留守電が残されていた。

「もしもし、ロジカル・コミュニケーションの取締役社長の有賀様でしょうか? わたくし、広報堂の○モトと申します。お電話を○○にいただければ幸いです」

というものだ。


その後、約1時間毎に何回も電話があり、留守番電を聞いてはいましたが、折り返しをせず、「なんだか、しつこい営業電話のようだなぁ」とスル―していました。


念のため、インターネットで調べると、「広報堂さんの評判」はあまりよくない。

広報堂さんは、産経新聞の広告代理店さんで、要は「広告の押し売り」である。

昨年の3月頃には、西日本新聞の広告代理店が「押し売り」してきて、その頃は「新刊本」を発刊したばかりだったので、「まぁ、広告を出してもいいか」と、相手のいい値をかなり値切って出したことがあったが、反響はほぼゼロ。


ビジネス書の広告は、やはり、日経新聞→朝日新聞→毎日新聞→読売新聞の順番で効果があるといわれ、産経や西日本新聞では、商圏が一応「全国」のわたしであっても、ほとんど焼け石に水のようなものになってしまう。


翌日(2/28)も固定電話の着信履歴を見ると、約1時間おきに掛かってきていて、あまりにもしつこい。

しょうがないので、少々、展開は予想されたが、こちらから、かけてみました。


以下のやりとりは、だいたいこんな感じです。

「ありがですが、昨日から、お宅さまから、何度もお電話を頂戴しているのですが。。。」

「はい、わたくし、広報堂の○モトと申します。実は、有賀様がお書きになった『ものの見方が変わる気づきの話』を、国会図書館 で読んで、たいへん感動しました」

「はぁ、そうですか」

「つきましては、この本を広くみなさんに知っていただくため、産経新聞 に全面広告を出したいと思います」

「広告ですか」

「はい、全国から44名の方を選んで、その著書を広告しますので、お一人、葉書より小さめになります。それで、38日号に掲載し、出たとき新聞をお送りしますので、24万円払い込んでください」

「いやぁ、この本は、2007年に発刊したもので、もう在庫もないですから結構です」

「そうですか、わかりました」


インターネット情報だと、「結構です」と断っても、「○○さんも選ばれてます」とか著名人の名前を出して粘るらしいが、わたしが、あまりにも気のない対応をしていたのが、相手にも伝わったのか、あっさりと、引きさがってくれた。


その後、もっと、ネットで「広報堂」を調べてみると、「褒め上げ商法」「全国の44名に選ばれました」「24万円をお支払い下さい」「ぼったくり広告に注意」とある。

産経新聞の全面広告は、おそらく200万~250万円程度。

44人の著作をひとり24万円で出すとしたら、遥かに相場より高い売上である。


金額はともかく、最近は、「比較的信頼感がある」とされる「新聞の広告代理店」でも、このような「押し売り商法」「褒めあげ商法」をするほど、えげつないのか、と思う。

きっと、「選ばれました」「新聞広告に掲載」といった文句でひっかかる人もいるのかもしれない。

それにしても、わたしのことをもっと調査して、1年前に出した本の名前を挙げてくれれば、まだ、相手も営業努力していることを1%ぐらいは評価するが、7年も前の本を「広告します」といわれてもね~。


勧誘されて掲載された方々が、38日の産経新聞に出ていると思うので、よかったら、みなさん、チェックしてみてください。



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