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2010年6月29日付の時事通信が、日本相撲協会の理事長代行に、元東京高検検事長で、外部理事の村山弘義氏が、「大相撲の賭博問題特別調査委員会」が推薦したことを報道していた。
この後の流れとしては、7月4日に開催される日本相撲協会の臨時理事会で、おそらくこの調査委員会の推薦を受けて、村山理事が、理事長代行に推薦されることになるだろう。
ちなみに、日本相撲協会は、戦前の1928年~1938年の初代理事長に広瀬正徳陸軍中将が務めた以外は、理事長はすべて力士出身者で、理事長代行を置いたのも、理事長が病気の期間中に代行を置いた例はあるが、期間は短く、しかも力士出身者の理事長代行だったというから、相撲界出身者以外をトップにすることは、近年では初めてということになるようだ。
この、調査委員会の決定に対して、川端達夫文部科学相は「できるだけ早い時期に決め、そこからは理事長代行の下でやってもらいたい」と歓迎ムードのようであるが、私は、村山外部理事が仮に順当に理事長代行に就任したところで、どの程度、改革できるのかな?と懸念している。
個人的には、幼少のころからNHKで放送する大相撲をよく見ていて「相撲好き」だし、「組織改革論」という観点から、村山外部理事の理事長代行就任による「組織改革」に対する期待感は大きい。
しかし、
1)村山氏は、2008年に伊藤滋早稲田大学特命教授とともに外部理事に就任したが、実質的に組織改善の機能を果たしてこなかった
2)村山氏は、ヤメ検で弁護士であるが、組織改革力は未知数
3)相撲協会の定款上の理事長代行の権限は限られている
という3つの観点で、懸念されるのだ。
申しわけないが、伊藤外部理事にしても、村山外部理事にしても、それぞれ、「学者」「検事」としては、大変立派な経歴を持っている。
しかし、組織改革ともなると「優秀な評論家」では、務まらない。
「客観的な目線」は、大事であるが、みずから「組織内の改革派の理事や年寄を抜擢して、従来勢力に批判されても、改革を断行するパワープレー」が必要なのだ。
イメージ的には、業績が低迷していた日産自動車にルノーからガルロス・ゴーン氏が送りこまれてV字改革を果たした時のような、馬力やカリスマ性がある意味必要なのだ。
また、2つ目としては、検事や弁護士出身者というのは、「クライアントの利益の最大化」が商売なので、「理事長代行」となると、「相撲協会目線でものを見る・発言する」ようになる気がするのだ。
要は、検事や弁護士とは、論理的思考力に優れているが、理事長代行となると、「国民目線」ではなく「相撲協会目線」で、ロジックを構築しかねない性質を持っているのだ。
3つ目は、理事長代行になったとしても、「武蔵川理事長謹慎中のワンポイント理事長代行」であれば、まったく意味をなさない。
うがった見方かもしれないが、調査委員会の報告も、「このままでは社会通念上、世間が許さない。したがって、有識者を理事長代行に据えて、急場をしのぎ、風が止むのを待とう」という狙いにしか見えないのだ。
相撲協会を本質的に改革するためには、
◇相撲部屋制度
◇年寄株制度
などをまずは改革する必要がある。
しかし、歴代の理事は、この問題には、結局手をつけられなかった。
村山理事長代行が、この問題に踏み込めれば、アッパレである。
しかし、この問題は、力士出身の理事にとっては、利害が生じるため、反対することになる。
そうなると、理事長代行といっても、「理事会で決議する」する事項が多く、理事長代行の権限など高が知れている。
つまり、村山理事長代行となっても、以上のような点で、実質的な改革は進まない、と予想できるのではないだろうか。
この後の流れとしては、7月4日に開催される日本相撲協会の臨時理事会で、おそらくこの調査委員会の推薦を受けて、村山理事が、理事長代行に推薦されることになるだろう。
ちなみに、日本相撲協会は、戦前の1928年~1938年の初代理事長に広瀬正徳陸軍中将が務めた以外は、理事長はすべて力士出身者で、理事長代行を置いたのも、理事長が病気の期間中に代行を置いた例はあるが、期間は短く、しかも力士出身者の理事長代行だったというから、相撲界出身者以外をトップにすることは、近年では初めてということになるようだ。
この、調査委員会の決定に対して、川端達夫文部科学相は「できるだけ早い時期に決め、そこからは理事長代行の下でやってもらいたい」と歓迎ムードのようであるが、私は、村山外部理事が仮に順当に理事長代行に就任したところで、どの程度、改革できるのかな?と懸念している。
個人的には、幼少のころからNHKで放送する大相撲をよく見ていて「相撲好き」だし、「組織改革論」という観点から、村山外部理事の理事長代行就任による「組織改革」に対する期待感は大きい。
しかし、
1)村山氏は、2008年に伊藤滋早稲田大学特命教授とともに外部理事に就任したが、実質的に組織改善の機能を果たしてこなかった
2)村山氏は、ヤメ検で弁護士であるが、組織改革力は未知数
3)相撲協会の定款上の理事長代行の権限は限られている
という3つの観点で、懸念されるのだ。
申しわけないが、伊藤外部理事にしても、村山外部理事にしても、それぞれ、「学者」「検事」としては、大変立派な経歴を持っている。
しかし、組織改革ともなると「優秀な評論家」では、務まらない。
「客観的な目線」は、大事であるが、みずから「組織内の改革派の理事や年寄を抜擢して、従来勢力に批判されても、改革を断行するパワープレー」が必要なのだ。
イメージ的には、業績が低迷していた日産自動車にルノーからガルロス・ゴーン氏が送りこまれてV字改革を果たした時のような、馬力やカリスマ性がある意味必要なのだ。
また、2つ目としては、検事や弁護士出身者というのは、「クライアントの利益の最大化」が商売なので、「理事長代行」となると、「相撲協会目線でものを見る・発言する」ようになる気がするのだ。
要は、検事や弁護士とは、論理的思考力に優れているが、理事長代行となると、「国民目線」ではなく「相撲協会目線」で、ロジックを構築しかねない性質を持っているのだ。
3つ目は、理事長代行になったとしても、「武蔵川理事長謹慎中のワンポイント理事長代行」であれば、まったく意味をなさない。
うがった見方かもしれないが、調査委員会の報告も、「このままでは社会通念上、世間が許さない。したがって、有識者を理事長代行に据えて、急場をしのぎ、風が止むのを待とう」という狙いにしか見えないのだ。
相撲協会を本質的に改革するためには、
◇相撲部屋制度
◇年寄株制度
などをまずは改革する必要がある。
しかし、歴代の理事は、この問題には、結局手をつけられなかった。
村山理事長代行が、この問題に踏み込めれば、アッパレである。
しかし、この問題は、力士出身の理事にとっては、利害が生じるため、反対することになる。
そうなると、理事長代行といっても、「理事会で決議する」する事項が多く、理事長代行の権限など高が知れている。
つまり、村山理事長代行となっても、以上のような点で、実質的な改革は進まない、と予想できるのではないだろうか。
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