【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
2010年3月2日付のMSN産経ニュースで日本生命保険が3月25日発令の人事で営業職員(生保レディ)出身の矢崎妙子執行役員(62)が常務執行役員に昇格する人事を発表したことを伝えていた。
記事によると、矢崎氏は1971年に営業職員として千代田支社に入社し、営業畑を一貫して歩み、営業成績が高かったことから2007年に執行役員に就任し、大企業の事業所を対象とする営業活動を統括しているという。
私のクライアント先に生命保険会社さんがあるので、なんとなく生保業界の事情はわかっているつもりであるが、矢崎氏の「昇進・出世」は異例である。
なぜならば、大手生命保険会社では、採用区分が「幹部候補生として採用される大卒」(一般的には本社採用)と「営業職員」(一般的には支社、営業所毎の採用)は別採用、かつ、別の人事体系となっているからだ。
ただ、矢崎氏の昇進は、表向きには「営業現場の声を経営に取り込む狙い」とされているが、会社の本音は「対外的な宣伝効果」の側面が強いのではないかと思う。
現在、就職事情は「買い手市場」となってはいるが、どの企業も「優秀な人材を確保したい」という想いは強い。
生保の人事部門担当の方に教えてもらったが「女性の優秀な人材確保」の鍵は「働きやすさなど職場環境」と「女性管理職の数(率)」なのだそうだ。
つまり「頑張れば女性でも役員になれる」「採用区分や学歴が幹部候補採用でなくても役員になれる」という印象を対外的に印象付けたいのではないかと思う。
話は若干変わるが、日本生命は、ここ数年「対外的なイメージアップ」戦略を積極的に取っている。
例えば「契約内容の確認を含めた顧客訪問活動」はテレビCMで「我社が真っ先に始めました」というような触れ込み(実際は他生保が始まり)で宣伝しまくっている。
話を「異例の抜擢人事」に戻すと、他業種他社でも「異例の昇進」が話題になった会社がある。
例えば、新古書販売のブックオフコーポレーションでは2006年6月にパート出身の橋本真由美常務取締役を社長に抜擢(現在は会長)しているし、ステーキチェーンの「㈱あさくま」では、過去にパートタイマーのまま役員に就任された方がいて話題になった。
ただ、個人的な印象としては「抜擢人事」された方々が「大きな社内改革」などその後大活躍したという話は聞かない。
おそらく会社的には「対外的な宣伝効果」に加えて「そつなく仕事をこなす」「社内で人気があり組織の求心力が増す」「引き上げてくれた経営者などの路線を踏襲する」ことを期待した人事であり「会社の経営がある程度安定している状況での抜擢人事」であるからだろう。
つまり「会社の停滞期」「会社の危機」といった状況下での「抜擢人事」と「その後の成功」があってこそ、真の「異例の昇進・出世」と言うことができるのかもしれない。
日本生命の矢崎妙子執行役員は「対外的な宣伝効果」以上の優れた業績を残すことができるだろうか?今後の活躍を見守りたい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ166号より)
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
2010年3月2日付のMSN産経ニュースで日本生命保険が3月25日発令の人事で営業職員(生保レディ)出身の矢崎妙子執行役員(62)が常務執行役員に昇格する人事を発表したことを伝えていた。
記事によると、矢崎氏は1971年に営業職員として千代田支社に入社し、営業畑を一貫して歩み、営業成績が高かったことから2007年に執行役員に就任し、大企業の事業所を対象とする営業活動を統括しているという。
私のクライアント先に生命保険会社さんがあるので、なんとなく生保業界の事情はわかっているつもりであるが、矢崎氏の「昇進・出世」は異例である。
なぜならば、大手生命保険会社では、採用区分が「幹部候補生として採用される大卒」(一般的には本社採用)と「営業職員」(一般的には支社、営業所毎の採用)は別採用、かつ、別の人事体系となっているからだ。
ただ、矢崎氏の昇進は、表向きには「営業現場の声を経営に取り込む狙い」とされているが、会社の本音は「対外的な宣伝効果」の側面が強いのではないかと思う。
現在、就職事情は「買い手市場」となってはいるが、どの企業も「優秀な人材を確保したい」という想いは強い。
生保の人事部門担当の方に教えてもらったが「女性の優秀な人材確保」の鍵は「働きやすさなど職場環境」と「女性管理職の数(率)」なのだそうだ。
つまり「頑張れば女性でも役員になれる」「採用区分や学歴が幹部候補採用でなくても役員になれる」という印象を対外的に印象付けたいのではないかと思う。
話は若干変わるが、日本生命は、ここ数年「対外的なイメージアップ」戦略を積極的に取っている。
例えば「契約内容の確認を含めた顧客訪問活動」はテレビCMで「我社が真っ先に始めました」というような触れ込み(実際は他生保が始まり)で宣伝しまくっている。
話を「異例の抜擢人事」に戻すと、他業種他社でも「異例の昇進」が話題になった会社がある。
例えば、新古書販売のブックオフコーポレーションでは2006年6月にパート出身の橋本真由美常務取締役を社長に抜擢(現在は会長)しているし、ステーキチェーンの「㈱あさくま」では、過去にパートタイマーのまま役員に就任された方がいて話題になった。
ただ、個人的な印象としては「抜擢人事」された方々が「大きな社内改革」などその後大活躍したという話は聞かない。
おそらく会社的には「対外的な宣伝効果」に加えて「そつなく仕事をこなす」「社内で人気があり組織の求心力が増す」「引き上げてくれた経営者などの路線を踏襲する」ことを期待した人事であり「会社の経営がある程度安定している状況での抜擢人事」であるからだろう。
つまり「会社の停滞期」「会社の危機」といった状況下での「抜擢人事」と「その後の成功」があってこそ、真の「異例の昇進・出世」と言うことができるのかもしれない。
日本生命の矢崎妙子執行役員は「対外的な宣伝効果」以上の優れた業績を残すことができるだろうか?今後の活躍を見守りたい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ166号より)
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html