WBC世界フライ級タイトルマッチ「内藤大助VS亀田興毅」両選手の試合が11月29日20時過ぎにゴングが鳴る。
スポーツニッポンの報道によると、試合を中継するTBSが実施したアンケートだと、7対3で圧倒的に内藤有利という結果だそうだ。
英国系ブックメーカーの「bet 365」の勝者予想では、興毅が1・4倍、内藤が2・75倍のオッズだというから、国内の評価と海外の評価は、全く逆の結果となっているようだ。
このような結果が出るのは、
・国内では「内藤選手に亀田選手を負かしてほしい」という願望が強い
・海外では、年齢、KO率など過去の戦績データが内藤選手を上回る亀田選手を客観的に評価している
というような理由ではないだろうか。
試合を中継するTBSでは、「番宣」的番組に元WBA世界フライ級チャンピオンの鬼塚勝也さんを起用していた。
来年3月には40歳になるのに、「現役ホスト」バリの風貌は相変わらずだ(^^)
番組では、その他に、座談会形式で、元世界王者である5人(「ガッツ石松氏」「輪島功一氏」「具志堅用高氏」「渡嘉敷勝男氏」「平仲明信氏」)が直前予想を行っていて、4対1で内藤勝利(平仲氏のみ亀田選手勝利を予想)を予想していた。
予想理由は、「内藤選手のベテランと実績からできる勝負強さ」「亀田選手はジャブが使えない」などを挙げており「前半戦で波乱」がなければ、12ラウンド(最終ラウンド)まで行き、判定で内藤選手勝利というような声が多かった。
個人的には、月並みであるが「序盤で亀田選手が猛ラッシュを内藤選手にかけてKOで亀田選手勝利」ではないかと思う。
内藤選手は、2002年4月の世界初挑戦時に、この試合の後に勝者が戦うことになっている現暫定王者のポンサクレック選手に1R34秒でKO負けしている。
つまり、出会いがしらに弱い印象が素人の私にはあり、なんとなくそんな予感がするのだ。
ただ、「どちらに勝って欲しいか」という点で考えると、日本ボクシング界史上最年長王者である内藤選手に「おじさんパワー」を出してもらいたいなぁ、と思うのである
【プラスα】
日本人対決の試合としては「ひさびさの話題のカード」である。
ボクシング史上「最高の日本人対決」と言えば1994年12月4日に名古屋で開催された当時「WBCバンタム級王者薬師寺保栄VSWBCバンタム級暫定王者辰吉丈一郎」戦である。(結果は2対0の判定で薬師寺選手の防衛)
もう、15年も経っていることにびっくりです。(若い人は知らないだろうなぁ)
http://www.youtube.com/watch?v=2Vvw1gCCKxw