例えば、私の書く文章だ。
人に伝えやすい文章のコツはいろいろあるが、そのひとつは、ひとつの「。」までの文章が長くならないこと。
イメージ的には、ひとつの「。」まで3行程度になると、1行目で述べていたことを忘れてしまったり、何を言いたかったのか、わからなくなる。
つまり、わかりずらい文章になる。
私の場合、友人に言わせるとパソコンのメールも携帯メールの文章も比較的長いようだ。
言い訳をすれば、
「伝えたいことが多くて、整理できて伝えれていないから、長々とした文章になって結果的にわかりずらくなっている」
のだ。
以前、公認会計士のみなさんと一緒に仕事をしたことがあった。
その時の仕事では、私がどちらかというと指導的立場で仕事をする場で、よく仕事上の質問をメールで受けた。
もしかしたら、電話一本で済む質問なのだが、相手は、こちらの状況を慮って(おもんばかって)メールにしてくれたのだろう。
しかし、メールで返信しようとすると、どうしても説明口調の長~い文章になる。
つまり、忙しい時には、なかなか返信できないのだ。
そして、結局、回答は「次に会った時」になってしまったりする。
だからよく、その時の公認会計士さんのメールには、
「はいかいいえだけの返信でいいです」
とか書かれていた。
話は変わるが、若い人と携帯メールをしたり、若い人が書くブログを見ていると参考になる点は結構ある。
それは、「ひとつの文章が極めて短い」ことだ。
携帯メールなど、仮に長い文章でも、
・ひとつの文章が短い
・短い文章が何行かに亘っている
・話題を変える時や言いたいことは、思いっきり段落が空いている
といった工夫がされている。
ブログやメルマガなどでも「読ませるために書いている」ものは、凝縮すれば全部で20行程度の文章でも、ページをやたらと使っている。
ページ的には無駄が多いが、読みやすいのでついつい読んでしまう。
ある理系出身のコンサルタントと話していたら、
「私は業務の効率化という世界で生きてきたので、なんでも効率化してしまう習慣がある。食事も楽しもう、というより必要な栄養が取れればいい、と考えてしまう。また、文章も、必要な要素だけ含めればいい、と考えてしまうから、普通の人なら1時間掛って話をする講演会の30ページ近くあるパワーポイントの資料も私だと多くても10枚以下になってしまい20分程度で終わってしまう」
と。
そういえば、昔、中学校の時に、ノートにぎっちりと小さい文字で板書していたら、先生に「何で君はノートをもっと広く使わないの?」と言われた。
私的には、「この先生の授業はあと数回だから、この大学ノードの残りのページに無理して収めよう、そうすれば新しいノートを買わなくて済む」というケチケチした気持ちからそうしていたのだけど(汗)。
そんな板書をする時の習慣が、段落をじゃんじゃん空けるなど
「人に読ませることを意識していない工夫のない私のメモ的ブログ」
につながっているのかな、なんて思う。
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