「指定管理者制度」とは、それまで地方公共団体や外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人・市民グループなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度で、「小さな政府」構想のひとつの産物だ。
最近、この制度のおかげで、公の施設の管理・運営を代行することになった団体(指定管理者)のいくつかからお仕事の依頼や打診が来るようになった。
当社の仕事量としては、もともと今年の年間事業計画として計画(イメージ)していた業務で「目一杯」状態のつもりだった。
しかし、当社のような「超零細企業」の場合、チャレンジできる範囲で新たな仕事に挑まないと「仕事の山谷」の「谷」のときに対処できない。また近い将来、必ず仕事が先細って言ってしまう。
そんな想いもあり、ある中小企業大学校が開講する講座(やさしい品質管理)を担当させていただくことになった。
講座と講師の紹介文を書くことになったので、一部引用させていただく。
(引用ここから)
みなさん、はじめまして!
(中略)
さて、仕事の品質を管理する上で管理者が心がけるキーワードは何でしょうか?
それはずばり「顧客満足」と「継続的改善」です。
「品質管理」という言葉から「製品自体の性能を良くすること」「品質を管理するのは製造部門など技術部門である」「総務や営業など間接部門には品質管理はあまり関係ない」とイメージされる方もいらっしゃると思いますが、それはちょっと違います。
広義の意味で品質管理とは「製品に関して顕在化した問題点の調査・原因分析・再発防止対策を的確に実施することはあたりまえで、顧客の潜在的なニーズや期待を組織が評価して顧客満足を高める製品やサービス作り、関連する顧客サービス、組織内の業務の質を管理し、継続的に仕事のやり方を改善・向上させること」意図しています。
そう考えると「品質管理」とは、品質管理部門や製造部門、サービス提供部門など直接的に製品やサービスに関与する部門のみを「品質管理」の対象としていては組織の「真の意味で仕事の品質管理」は達成できるはずはなく、間接部門の管理者にも必要不可欠なものの見方・考え方、知識であることがイメージできると思います。
話しはちょっと変わりますが、先日まで開催されていた北京五輪でソフトボールは金メダルを獲得しましたが、期待された野球は、金メダルはおろか決勝トーナメントに進んだ他の3チームには1勝もできずに4位に終わりました。
野球の敗因については「ストライクゾーンが審判によって違い混乱した」「故障者が多かった」「チームが一丸となれなかった」「勝ちたいという気持ちが他国より劣っていた」などと日本チーム首脳陣からは言われ、ファンの間からも「選手は一生懸命やったから責められない」「勝負は時の運だから仕方がない」と言った声が聞かれます。
しかし、それでは日本代表チームを編成して戦うWBC(ワールドベースボールクラシック)や将来五輪種目として復活したときにも、過去の反省がされずその時の管理者のKKD(経験・勘・度胸)により戦略が計画されチーム編成や試合の戦術が実行され、本質的な仕事の質の管理や改善が図られぬまま国際試合に挑むことになるでしょう。
私たちが日常の仕事の中で、そのように陥らず、成長するためには、管理者が責任を持ち関係する仕事に対して「品質管理的な思考」でものごとを捉え、実践していくことが重要なのです。
今回私が担当する講座では、品質管理を学ぶ上でスタンダードな基礎知識だけでなく「組織を成功に導く上で管理者はどのようなものの見方・考え方をしていくべきか」についてお話させていただきます。
このようにして、多くのみなさまと直接お会いし、意見交換をする中で「双方に気づき」が生まれることを期待しています。
(後略)
(引用ここまで)
現状は、講義テキスト作成に四苦八苦して精神的にも、他の業務のレスポンスの遅さにも繋がって各方面にご迷惑をかけてしまっている。
しかし、このしんどさも「新たな出会い」「成長するために必要なこと」と捉えれば、なんだか心地よいしんどさであるのも事実である。(決してMじゃないんですが。。。(笑))
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ87号より)
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