2008年8月27、28日に、大相撲初のモンゴル巡業が開催されている。
報道によると、モンゴル巡業で注目を集めているのは意外にも(失礼!)注目を集めているのは地元モンゴル出身の横綱・朝青龍でも白鵬でもなく、ベテラン大関の魁皇(36歳)だそうだ。
ウランバートルで行われた記者会見では地元の女性記者から求愛されるなど、質問攻めだったようで、魁皇に質問が向けられているときは会場内が終始、和やかな雰囲気に包まれていたという。
魁皇関の人気の秘密は大きく4つあり、
1)モンゴル人が好きな顔立ち(あごのラインが丸い)
2)立ち居振る舞い秀逸
3)眼がやさしい
4)土俵下での咳ばらいがセクシー
だという。
もちろん日本でも魁皇関は、現役力士の中で人気がある力士には違いないがファンに「魁皇のどこが好きですか?」という質問をして集計を取ったとしても、少なくとも4)の「咳ばらいがセクシー」という人気要因は上位に出てこないのではないだろうか。
モンゴル人も日本人も同じモンゴロイドであるが、国によって「この人好き」という琴線というか価値観に違いがあるのは面白いと思う。
それにしても「価値観」とは面白いものだ。
魁皇関については、「魁皇関」という本質は何も変わらないし、違わないのにこんなにも注目のされ方が違うのだ。
元長野県にあるテレビ局のアナウンサーを務め、現在は「プチリタイヤ」という生き方を推奨している石井貴士氏が「勝負するなら勝てる場所で戦おう!」というようなことを著作の中で書かれていた。
どういうことかといえば、たとえば「ウサギとカメはどちらが早く走れますか?」と人に質問すれば、たいていは「ウサギ」と答えるだろう。
だけど、それは前提条件が「陸上で走ったら」であり「水の中では」という条件に変えれば答えは「カメの方が走るのは速い」になる。
また「バカの壁」が空前の大ベストセラーになった解剖学者の養老孟司先生は、最近の小学校で優劣をつけない徒競争について「1番早く走れた人を称える。ライオンに襲われそうになったら早く逃げられるよと。だけど、ゴールにライオンがいたら1番先に着いた人が食べられてしまう、ということも教えるのが教育だ」とあるコラムで述べていた。
自分がどこで、どうしたら勝てるのか、魅力的なのか、といったようなことは「人それぞれ」「地域によっても違う」ということを理解して生きていけば、必要以上に「私はすごい!」と驕ったり、「私はまるでダメ!」と自虐的になることもないのかもしれない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ87号より)
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報道によると、モンゴル巡業で注目を集めているのは意外にも(失礼!)注目を集めているのは地元モンゴル出身の横綱・朝青龍でも白鵬でもなく、ベテラン大関の魁皇(36歳)だそうだ。
ウランバートルで行われた記者会見では地元の女性記者から求愛されるなど、質問攻めだったようで、魁皇に質問が向けられているときは会場内が終始、和やかな雰囲気に包まれていたという。
魁皇関の人気の秘密は大きく4つあり、
1)モンゴル人が好きな顔立ち(あごのラインが丸い)
2)立ち居振る舞い秀逸
3)眼がやさしい
4)土俵下での咳ばらいがセクシー
だという。
もちろん日本でも魁皇関は、現役力士の中で人気がある力士には違いないがファンに「魁皇のどこが好きですか?」という質問をして集計を取ったとしても、少なくとも4)の「咳ばらいがセクシー」という人気要因は上位に出てこないのではないだろうか。
モンゴル人も日本人も同じモンゴロイドであるが、国によって「この人好き」という琴線というか価値観に違いがあるのは面白いと思う。
それにしても「価値観」とは面白いものだ。
魁皇関については、「魁皇関」という本質は何も変わらないし、違わないのにこんなにも注目のされ方が違うのだ。
元長野県にあるテレビ局のアナウンサーを務め、現在は「プチリタイヤ」という生き方を推奨している石井貴士氏が「勝負するなら勝てる場所で戦おう!」というようなことを著作の中で書かれていた。
どういうことかといえば、たとえば「ウサギとカメはどちらが早く走れますか?」と人に質問すれば、たいていは「ウサギ」と答えるだろう。
だけど、それは前提条件が「陸上で走ったら」であり「水の中では」という条件に変えれば答えは「カメの方が走るのは速い」になる。
また「バカの壁」が空前の大ベストセラーになった解剖学者の養老孟司先生は、最近の小学校で優劣をつけない徒競争について「1番早く走れた人を称える。ライオンに襲われそうになったら早く逃げられるよと。だけど、ゴールにライオンがいたら1番先に着いた人が食べられてしまう、ということも教えるのが教育だ」とあるコラムで述べていた。
自分がどこで、どうしたら勝てるのか、魅力的なのか、といったようなことは「人それぞれ」「地域によっても違う」ということを理解して生きていけば、必要以上に「私はすごい!」と驕ったり、「私はまるでダメ!」と自虐的になることもないのかもしれない。
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