子供たちが夏休みのこの時期は出張族にとっては結構つらい。
代表的なのは「航空運賃、飛行機・鉄道・バスの予約」「公共交通機関の乗車マナー」である。
まず「航空運賃、飛行機・鉄道・バスの予約」についてであるが、出張族は、観光旅行のように何ヶ月も前から旅行予定が決まっていることは少なく、直前に移動(旅行)日や時間帯が決まることが多いから航空券の予約は、移動日の数日前である。
しかし、この夏休み期間はそもそもの航空運賃が繁忙期設定で高い。
航空会社から言わせれば「この時期の運賃が通常で、ふだんが時間帯により安く設定させていただいている」と言われてしまうかもしれないが。
また、子供や大学生が夏休みなので旅行する人が多く、いつもなら直前でも余裕で取れる飛行機や鉄道、バスの予約が時間帯によってはかなり困難だ。
荷物が少なければ、指定席が取れなくても自由席で立っていればいいか、と思うかもしれないが、あいにく仕事用の資料は多く、また一度出張に出ると1週間ぐらいは出発地である自宅や拠点に戻らないからどうしても荷物が多い。
他人からは「出張は疲れるでしょう?」とよく言われるが、移動自体はいろんなところに行けるので嫌いじゃないし、むしろ楽しい。
しかし、移動手段の手配をするストレスで結構、その出張自体に出かけるのが憂鬱になることがある。
つぎに「公共交通機関の乗車マナー」についてであるが、行楽の家族連れが多いこの時期は「保護者の無策ぶり」が目につく。
代表的な子供たちの狼藉は「飛行機や鉄道の車内の通路を走りまわる」「機内や車内で大声をあげる」であるが、驚くことに注意しない親が多い。
「子供は駆けずり回り、大声をあげて遊ぶもの」と割り切っているのだろうか?!
まさか・・・「公共の場」なのだからそんなはずはない!!
「乗車マナー」は学校教育で教えられるべきものでなく、保護者が子供を育てていくときにきちんと教えるべきものであるはずだ。
しかし、その親が、やるべきことをやっていない。
私が子供のころの記憶では、車内で悪ふざけをしている子供がいて、親が寝ていて気付かなかったりすると、周りの大人が「ボク、電車の中で騒わいじゃいけないよ」といさめてくれた。また、親もその行為をした人に感謝を述べているシーンがよく見られた。
以前は、親や保護者は当然のこととして、社会が「子供に対して躾(しつけ)」をちゃんと教えていたと思う。
今は「触らぬ神にたたりなし」状態だ。(自分もそのひとりだけど)
そうなると余計に親の存在が大きいはずだ。
1993年4月~2005年4月1日まで12年間に亘って、NHKの幼児・子供向け教育長寿番組「おかあさんといっしょ」の10代目の体操のおにいさんとして活躍していた佐藤弘道さんが、あるトーク番組に出演された時のこと。
司会者に「最近の子供は昔と比べてどの辺が変わってきていますか?」という質問をされた。
その時に「子供はぜんぜん変わっていませんよ。むしろ変わったのは親の方。収録前の待ち時間に子供が騒いでいてもまるで注意しません」というようなことを話されていたのが印象的だった。
親からすれば、子供にすねられて、ぶんぶくれられて、あとが面倒・・・とストレスを抱えるのを嫌がっているのかもしれないが、これでいいのか?と思う。
ともかく、ようやく夏休みシーズンが終わるので、出張族のストレスがちょっと解放されるのである。
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