あるメルマガを読んでいたら、「今週一番心に残った言葉」として8月7日に営まれた漫画家赤塚不二夫さんの葬儀で弔辞を読んだタモリさんの次のような言葉をあげていた。

(タモリさんの弔辞 引用ここから)
「あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。」 
(引用ここまで)

この言葉は確かに自分に当てはめても、とても考えさせられるものがある。
また、タモリさん、恩師の別れに際して的確に恩師の生きざまを表現するなぁ、とも思った。

しかし真偽は定かでないが、上記の部分を含めこのタモリさんの弔辞が全文アドリブではなかったのか?と話題になっているそうだ。
およそ8分間にわたる弔辞は文字にすると1900字。
しかし、手元の紙に目を落とし弔辞を読み上げるタモリさんを映したカメラからは、どうもその手元の紙が「白紙だった」というのだ。

ネットの掲示板では、
「『お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ』と言っているに違いありません」と弔辞でタモリさんは読んでおり、
「(アドリブ好きな)赤塚さんに捧げたギャグだったのでは」
「恩師に見せた最後の芸だったのでは?」
などという書き込みが相次いでいるという。

咄嗟のアドリブといえば、歌舞伎の演目「勧進帳」が頭に浮かぶが、アドリブができるということは、常に頭の中で考えていればこそなせる業である。
それだけ、常に赤塚さんの生きざまを意識してタモリさんは人生を歩んで来たのだろう。

それにしても、
「すべての出来事をあるがままに肯定し受け入れること」⇒「これでいいのだ」
という「生きざま」をひとことで表現する言葉があるというのは説得力があるな、と思う。

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