きっと、こういう人は、
・プライドが異常なまでに高くない
・自分の知らないことや思いもよらないことを聞き、教わるのは楽しい
・人の話は聞かなきゃ損×2(そんそん)
・知らず知らずのうちに凝り固まった概念や発想力を変えたい
・やり方や考え方を少しでも見直したい
といったような考えを持って人の話を聞く習慣が身に付いているのだろう。
おそらく、上記のような考え方や習慣を持っているから、
1)あれ?と感じる話でも、一度自分の中へ飲み込んでみる
2)たとえ話を自分の身の回りのことに置き換えて考えることができる
3)主題と少し外れた話題になっても、違った視点で考え見るのも面白いと感じる
ことができる。
逆に、「前向きな姿勢でものごとを捉える」ことができない人は、
・頭の回転が速い
・プライドが高い
・話の論理矛盾にすぐに気がつく
・他人に自分のことを評価されたくない
という特質がある。
基本的に、このタイプは、一般的には「要領がいい」と言われる。
なぜならば、サキヨミが速いので、「きっとこうなるだろう」と予想して次の行動をとるからだ。
つまり「この話は無駄」「この話は使える」の判断が速すぎるので「相手の話を自分の思い込みで理解」したり、「この人の話はツマラン」と早々に結論を出す。
忙しいビジネスの世界においては、そうやって情報を素早く取捨選択した方が、効率が良い。
しかし、「一歩下がって素直になってものごとを捉え、考えてみる」と想定外のことに気がついたりすることがある。
先日、何人かで打ち合わせをしているときに、「勉強不足からか、本筋とは外れた発言をしていた人」がいた。
後日、「外れた話をしなかった」他の方に聞くと「それが当日は打ち合わせをかき回されたようで腹が立ったんです。しかし、今、考えてみると、それが案外良いポイントになっていました」というメールをいただいた。
その方曰く「刺身にはわさびなのに、同じ辛いもんだからと辛子を持ってきたみたいで、私が“わさびと芥子は違うじゃん!”と怒って食べたら、案外それも美味しかった、みたいな感じでしょうか。不思議なものですね。」と感想を述べていた。
コンサルティングやマネジメント審査は「審判がアウトかセーフ」という指導や判定を性質のものでない。
つまり、「一歩下がって、素直に、前向きな姿勢でものごとを捉える習慣」がある人同士で話をすると、双方が相互浸透して「気づき」を生み、理解した意識的な行動ができるようになる。
人気ツインボーカルの男性デュオ「ケミストリー」をプロデュースした松尾潔氏は、「音楽的化学反応」を期待してユニット名を命名した。
「思わぬ気づき」は、一見、あれ?っというKYチックな発言や門外漢の立場の人の素朴な疑問から化学反応を起こすこともある、ということを認識して、意識的にそういう場を作ることも必要だ。
もちろん、その前提となる日常の思考習慣は「一歩下がって、素直に、前向きな姿勢でものごとを捉える習慣」であることは言うまでもない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ83号より)
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