2008年6月28日から公開されている映画『花より男子ファイナル』が、今年最大のヒットとなっているという。
なんと、公開2日間で観客動員80.5万人を突破し、興行収入が10億円を超えているそうだ。
おそらく、最終的には100億円に達するのではないだろうか。

私はミーハーな方なので、テレビドラマ化された2005年9-12月期と2007年1-3月期もちょこちょこっと見ていた。
正直、原作が少女漫画なので、私は少女漫画の絵が好みでないため、テレビドラマ化されたときも関心は薄かった。
ただ、「キッズ・ウォー」シリーズの「さげんなよ!」のセリフで有名子役となった井上真央さんが大人の役をやるので「見てみようかな」ぐらいの感覚だった。

しかし、見てみると面白い。
「セレブや名門家庭の子弟が集う幼稚園から大学までの一貫校」「何の因果か高校から入学してしまったビンボーな家のヒロイン」「世界に通用する大企業の子弟である4人の御曹司(F4)」「刃向かうもののいなかったF4に立ち向かう正義感の強いヒロイン」「金持ちのF4とド貧乏なヒロインの恋愛」・・・ついつい引き込まれて観てしまった。
昔からテレビドラマの成功要素として
・ストーリー
・シチュエーション
・キャラクター
が「ありそうでない話」か「なさそうである話」がヒットすると言われているが、この「花より男子」は前者であろう。

オリコンのインターネット版の報道によると『花より男子ファイナル』は、
・5月末の時点で前売券は20万枚を売上
・観客の年代は子供からお年寄りまで、性別も男女問わず盛況
だそうで、幅広い層から支持されている事がうかがえるという。
また、この映画の強みを、
・全ての女子の願い、想い、希望を全て叶えてくれる内容
・リアルな世界とキラキラしたファンタジーな世界とが絶妙な加減で交錯
・女性はヒロインのつくしに、男子はF4に感情移入しやすい
・夢、友情、切なさ、意表をついた展開、人間臭さといった様々な要素
・抜群の“温度感”
などによる多くの人に「共感、共鳴」を与えたこと、と分析しているが、まさにそう思う。

それにしても、今年の映画界のヒット作は水谷豊さん主演の「相棒」もそうであるが、テレビドラマの映画版が多い。
テレビで人気を大衆化させているし、宣伝の機会が多いからハズレがないのかもしれない。
それにしても、原作の漫画、テレビドラマ、映画、それらのDVD、主題歌、関連キャラクタークッズ・・・ヒットすると3重にも4重にもオイシイ世界なんだなぁ、と思う。

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35