【勉強ノート】
大相撲夏場所千秋楽で朝青龍、白鵬の両横綱が土俵上でにらみ合ったシーンを映像で見たときは、「どっちもどっちだな」と感じた。
大相撲がスポーツとは言われずに「伝統的文化」とか「神事」と表現され、観戦していて他のスポーツと明らかに違うのは、勝っても負けても、投げ飛ばされて血が出ようとも感情をあらわにしない点だ。
恐らく、対戦相手に対する気遣いなどより自分の心情を吐露しないように、と相撲教習所なり、親方になりにキツク指導されているのだろう。
だから朝青龍が謹慎明け後の優勝が決まった先場所の土俵で、ガッツポーズをするシーンは違和感を持った。また、クセといえばクセなのかもしれないが、朝青龍は取組で勝負が決まった後も、今回の白鵬戦のようなダメ押しをするような仕草をとりことが以前から多い。
夏場所千秋楽の翌日に開かれた横綱審議委員会では、北の湖理事長に、両横綱に対して「後味の悪いみっともない場面だった。あるべき姿ではない。品格ある行為をするよう注意を喚起してほしい」と注意するよう進言した、という。
このように横綱審議委員会から協会理事長に注意を求めるのは異例だという。
私は感覚的には「横審の注意喚起は当然じゃないの?」と思ったが、イマイチ横綱審議委員会の役割を把握していないので調べてみた。
すると、「横綱審議委員会」とは以下のような組織の役割を持つようだ。
・横綱の権威を保つために有識者によって横綱を推薦してもらうための組織
・理事長の諮問機関
・審議委員の定数は7名以上15名以内
・委員の任期は1期2年、5期10年、委員長は1期2年、最長2期4年
・委員報酬はなし
・委員会の開催は、本場所(年6回)後の定例会と東京場所(年3回)の稽古総見
・横綱推薦の内規を満たした場合、理事長は横審に横綱昇進について諮問し、横審は審議する
・推薦の決定は、出席委員の3分の2以上の多数決によって決議する
上記からすると、今回の横審からの「理事長に注意を求める」は、横綱審議委員会の機能のひとつとして「理事長の諮問機関」があるから、委員会の役割と捉えてよいようだ。
ただ、「諮問機関」であるので基本的には「意見を求め尊重する」だけだ。
今回の「にらみ合い」について北の湖理事長は「白鵬のひじで押した行為が悪い」として宮城野親方への注意のみを行なったという。
つまり、北の湖理事長は、朝青龍のダメ押しは、あくまでも「流れの中での動作」だと判断したのだろう。
しかし、世間の多くはそうは見ていない。
世間の見方とズレが生じないためにも、横綱審議委員会は「理事長への意見提言」は積極的に行なっていくべきで、加えて「提言した内容の効果確認などのフォロー」もするべきではないかと思う。
大相撲夏場所千秋楽で朝青龍、白鵬の両横綱が土俵上でにらみ合ったシーンを映像で見たときは、「どっちもどっちだな」と感じた。
大相撲がスポーツとは言われずに「伝統的文化」とか「神事」と表現され、観戦していて他のスポーツと明らかに違うのは、勝っても負けても、投げ飛ばされて血が出ようとも感情をあらわにしない点だ。
恐らく、対戦相手に対する気遣いなどより自分の心情を吐露しないように、と相撲教習所なり、親方になりにキツク指導されているのだろう。
だから朝青龍が謹慎明け後の優勝が決まった先場所の土俵で、ガッツポーズをするシーンは違和感を持った。また、クセといえばクセなのかもしれないが、朝青龍は取組で勝負が決まった後も、今回の白鵬戦のようなダメ押しをするような仕草をとりことが以前から多い。
夏場所千秋楽の翌日に開かれた横綱審議委員会では、北の湖理事長に、両横綱に対して「後味の悪いみっともない場面だった。あるべき姿ではない。品格ある行為をするよう注意を喚起してほしい」と注意するよう進言した、という。
このように横綱審議委員会から協会理事長に注意を求めるのは異例だという。
私は感覚的には「横審の注意喚起は当然じゃないの?」と思ったが、イマイチ横綱審議委員会の役割を把握していないので調べてみた。
すると、「横綱審議委員会」とは以下のような組織の役割を持つようだ。
・横綱の権威を保つために有識者によって横綱を推薦してもらうための組織
・理事長の諮問機関
・審議委員の定数は7名以上15名以内
・委員の任期は1期2年、5期10年、委員長は1期2年、最長2期4年
・委員報酬はなし
・委員会の開催は、本場所(年6回)後の定例会と東京場所(年3回)の稽古総見
・横綱推薦の内規を満たした場合、理事長は横審に横綱昇進について諮問し、横審は審議する
・推薦の決定は、出席委員の3分の2以上の多数決によって決議する
上記からすると、今回の横審からの「理事長に注意を求める」は、横綱審議委員会の機能のひとつとして「理事長の諮問機関」があるから、委員会の役割と捉えてよいようだ。
ただ、「諮問機関」であるので基本的には「意見を求め尊重する」だけだ。
今回の「にらみ合い」について北の湖理事長は「白鵬のひじで押した行為が悪い」として宮城野親方への注意のみを行なったという。
つまり、北の湖理事長は、朝青龍のダメ押しは、あくまでも「流れの中での動作」だと判断したのだろう。
しかし、世間の多くはそうは見ていない。
世間の見方とズレが生じないためにも、横綱審議委員会は「理事長への意見提言」は積極的に行なっていくべきで、加えて「提言した内容の効果確認などのフォロー」もするべきではないかと思う。
そういえば、北の湖理事長も現役時代は、土俵に落ちた相手に手を差し伸べるなど対戦相手に対する気遣いが比較的少ないヒール的存在だったもんなぁ。。。「品格やマナーうんぬん」を世間ずれした協会役員に求めるのはそもそも難しいんじゃないの、という気がする。
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