私は、普段は「ニッポン頑張れ」なんて口が裂けても言わないタイプだ。
それは、「愛国心」とか「地元主義」「民族主義」の人と思われたくないからかもしれない。
「愛国心」とは、自然に感じ、芽生えるべきものだし、国や地域は関係なくグローバルに「いいものはいい」「美しいものは美しい」でいいじゃないか、「身近なものにこだわっていては広い視野や多様な価値観、想像力が身に付かない」と思っているからだ。

しかし、オリンピックイヤーは確実に行動が「ニッポン頑張れ」になっている。
時差の関係でオリンピック中継が深夜になっていると、オリンピック開催中は間違いなく寝不足になる。

夏の五輪だと、マラソン、体操男子、柔道、そして競泳は、ほぼ通しで見入ってしまう。
(個人的にはアーチェリーやフェンシングも好きなのだが、リアルタイムで放映してくれないし、放映されてもダイジェスト版になっている)
応援スタイルは、「独りで、部屋で、握りこぶしを作って、心の中で静かに祈って」という感じだ。
スポーツバーやテレビの前で鉢巻したり、日章旗を振っての応援はしない。
「感動を独りかみ締めて」が好きなのだ。

前回アテネ五輪では、日本競泳陣が大活躍したので、競泳競技の期間中は毎晩本当にわくわくしていた。
今回の北京五輪でも、今期メダルが狙えるタイムを出している男子平泳ぎの北島康介選手や女子バタフライの中西悠子選手、女子平泳ぎの種田恵選手、女子背泳ぎの中村礼子選手や伊藤華英選手は気になって仕方がないだろう。

しかし、競泳陣に気がかりな問題が起きた。
例のスピード社が開発した今期世界新を17個出している水着「レーザー・レーサー」を日本競泳陣が着用できないことだ。
日本水泳連盟は、ミズノ、デサント、アシックスの3社とオフィシャルサプライヤー契約を結んでいて、選手がそれ以外のメーカーの水着を着用できないのだ。

しかし2008年5月6日のスポーツ報知の報道では「水連幹部と3社の実務担当者が約1時間会談し“選手が精神的なハンデを追う”という理由から異例の要望を出した」というのだ。
つまり、
・3社が「レイザー・レイサー」を上回る性能の水着を開発する
または
・スピード社の水着を4社目のオフィシャルサプラーヤーとして加えることを了解いただく
という水泳連盟からの要請だ。
どうやら、これで日本選手が「レイザー・レイサー」を着用して北京五輪で泳ぐ事が可能らしい。

個人的には、各コーチや選手が、
・「レイザー・レイサー」を本番で着用するかどうか
・「レイザー・レイサー」を着用するとしたら、どのタイミングで着用するか
をどのように判断し管理するか興味がある。
マラソン選手で言えば、標高が高い高地でトレーニングを積んでも、試合の時に身体機能のピーク値を持ってくるための管理を綿密に行なっているそうだ。
北島選手や中村選手の師匠である名伯楽の平井伯昌コーチはどうするんだろう、と思う。

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