「ワシも族」。
このことばを最近、新聞などで目にしたことあるよなぁ、と思っていたら、今朝のテレ朝系列のワイドショーでも紹介されていた。

「ワシも族」とは、
・定年で毎日が日曜日状態になったお父さん
・家でやることもなくゴロゴロしている
・妻がどこかへ行こうとすると「ワシも一緒に行く」と着いて来る
というような男性を指すらしい。

自分は、まだそういう境遇ではないが、知人で定年を迎えた人の話を聞いて想像すると、なんとなく、そういった状態がわかる気がする。
定年を迎えた人は「定年になってから、あれをしよう、これもやりたい」と考えているがしばらくすると、やりつくして飽きてくる。
定年になってから急にはじめても、仲間がおらず、趣味の上達には時間が掛かるから「漠然とやろう」では続かないのだろう。
そうなると、家でゴロゴロしたり、妻の用事について行き、時間をつぶすぐらいしかやることがない。
妻にとっては「今までの夫婦生活で時間を共有する時間」がそんなになかったのに、突然そうなってもらっても、自分のペースは崩され、ストレスが溜まり、最後は爆発する。
事実、高齢女性(75~84歳)の死亡率は夫がいない女性に比べ夫がいる女性の死亡率の方が約3%高いという。

ワイドショーでは7項目の「ワシも族」度チェックリストが紹介されていた。
1)近所で人当たりが良いが、家では無口だ
2)夫が家事をするのは「手伝い」と思う
3)妻の予定や行動をよくチェックしている
4)妻にはつい、つらく当たってしまう
5)妻の家事に手は出さないけど、口は出す
6)妻のお出かけにはよくついていく
7)妻子を養ってきたとの自負がある
 【判断基準】 
・3個以下:とりあえずは大丈夫?
  ・4~5個:ワシも族の素質、十分です
  ・6個以上:要注意!見捨てられるかも

自分と同世代に聞くと「俺は大丈夫」と多くの人が現状からそういうだろう。
イマドキの人は、趣味も持っているし、自分ひとりで遊ぶ術もある。
ただ、恐らく問題となるのは「定年後」なのだろう。
「自分では手を出さずに、命令すること」「部下が作成したものを批評し、自ら積極的に行動しない」が知らず知らずのうちに習慣化しているからだ。

「“自分でできることは、できるだけ自分でする”という習慣」と「夫婦だからといって“思いは一緒ではない”という事を認識して行動すること」が肝要なのかもしれない。

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