これは、1998年9月24日に引退宣言し、11年半ぶりにカンガルー杯で現役復帰した女子テニスの「クルム伊達公子さん」が惜しくも決勝戦で敗れた後に語った言葉である。
2008年4月6日に現役復帰宣言をした時は、正直「えー!?何をいまさら」という風に思った。
しかし、復帰戦で試合毎にゲーム勘を取り戻して調子を上げていく伊達選手を見て、伊達さんが復帰理由とした「“若い選手たちにも刺激になればいい。復帰というより挑戦という表現の方が近い”」の意味がすごく分かった。
カンガルー杯での活躍を通じて、日本テニス協会の小浦武志強化本部長は、
「一度引退した選手が活躍したこの現実を受け止めなければ、日本のテニス選手はだらしないと言われてもしようがない」
という趣旨の苦言を呈したという。
このように、この1試合だけでも十分にテニス界はもちろん、外野の私たちにもインパクトがある。
復帰戦でいきなり活躍した要因を、報道情報から拾っていくと、
小浦テニス協会強化本部長:
「ショットの際に体がぶれないバランスの良さとテクニック、スピード」
浅越しのぶ元選手:
「コース、タイミング、読み、それに勘が若い人以上に良い」
松岡修造元選手:
「伊達選手は、自分の現役時代のイメージで身体も動かすことができている」
というように専門家は分析しているようだ。
つまりポイントは
・12年間ブランクがあったのに、現役時代に近い状態で身体が動いている
・ライジングショットに代表されるように、打ち返すまでのストロークが短く、リズムが早い
ということのようだ。
個人的には「力でねじ伏せて勝つ」パワーテニスは好きではない。
「スピードを上げれば試合が支配できる」のであるならば、基礎体力的に劣る日本人選手は「技」で勝負できるわけで、勝機が見えてくる。
それにしても、身体機能はどうやってキープしてきたのだろう。
旦那様でレーシングドライバーのミハエル・クルムさんと宣伝している
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