(土曜ドラマ枠で、6月21日スタート。21:00~ で全6回。主演は塚本高史さん。監修に「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」の著者で公認会計士の山田真哉氏が入っている)
難関資格を持つ登場人物が主役のドラマは殆どが「弁護士」であるから公認会計士が主役なのは珍しい。
ちなみに、弁護士が主役のドラマは、現在放映中のものであれば、
「7人の女弁護士」主演:釈由美子さん
「ホカベン」主演:上戸彩さん
がある。
個人的には大岡昇平氏のベストセラー小説がドラマ化された「事件」シリーズ(主演は若山富三郎さん。ちなみに映画版の主演は丹波哲郎さん。)、高島政伸さんが主演した「都会の森」、織田裕二さんが主演した「正義は勝つ」、江角マキ子さんが主演した「マチベン」が強く印象に残っている。
弁護士以外の法曹界で「検事」が主役の「HERO」(木村拓哉さん主演)などいくつかあるが、裁判官は皆無ではないだろうか。
その他に「士業」資格者が主役のドラマを探してみると「行政書士」が主役の「カバチタレ」(主演は常盤貴子さん、深津絵里さん)ぐらいだろう。
ドラマ化されてきた「主人公が資格者もの」の多くの共通項は、「正義感」「常識を覆す」「絶対的不利な状況を打破する」などではないだろうか。
だから「裁判官主人公」はないのだろう。
「監査法人(仮題)」の発表会見では、主人公は「企業の決算書のウソを見抜く、正義感あふれる若き公認会計士」だから、恐らく「小悪党を暴く痛快もの系」ドラマになるのだろう。
この手のドラマがヒットすると、「士業」系資格の受験者が急増するという。
つまり、ドラマにより若者のその仕事に対する関心や注目が集まり、優秀な人材も集まりやすくなるのだ。
高齢化というか「優秀な人材が集まらず」「新陳代謝の進まない」(要は、職業として若者に魅力がない)経営マネジメントシステム業界としては「公認会計士が主役のドラマ化」は羨ましい限りだ。
「マネジメントシステム監査員」や「業務改善系コンサルタント」が主人公のドラマは作れないものかな?と考えてみた。
弁護士ものなどに共通する「正義感」「常識を覆す」「絶対的不利な状況を打破する」はコンサルタントなら状況設定によっては作れそうだ。
ただこの場合絶対的な「コンサルタント=先生」「企業=生徒」という状況設定になるから、コンサルティングがサポート的要素や、「社員の“気づき”を促す」的なコーチング系やリスクマネジメント系コンサルティングの場合はドラマにしにくいだろう。
また「マネジメントシステム監査員」は、受審組織とあからさまな「対立構造」を業務の性質上作れないから、傍から見ているもの(視聴者)にはインパクトがない。
この「対立軸」を作って視聴者をハラハラさせ、その後の痛快感につなげる「インパクト」はテレビ的には非常に重要な要素であるため、ドラマに限らずドキュメント番組にもなりにくい。
「経営マネジメントシステム」や「自律した組織や職員作り」の重要性をメディアで大きく取り上げてもらえる方法はないものだろうか、と思ってしまう。
この「監査法人(仮題)」の放映曜日が土曜日の21時である。
この時間帯には、視聴率が非常に高い「ごくせん」(仲間由紀恵さん)がいる。
視聴率がどの程度確保できるか注目である。
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