「面倒な身体になってしまった」と思う。
面倒な一番の理由は「メタボ」のことではない。
同年代の友人・知人が集まると、腹が極端に出てきて身体全体の肉付きが以前よりふたまわりぐらいは肥大してきた人や明らかに髪が薄くなってきた人が多い。
その点、自分自身では「あと5キロは落とさないと身体が重たいな」感はあるが、傍目には比較的着やせして見えるようで中年太りしているように見えないらしいから助かっている。

太ると、健康面はもちろん、手持ちの洋服が着られなくなるのが一番痛いのだろう。
幸い私の場合「20年以上前に購入したスーツ」がまだ現役だ。
また、休日に着用する部屋着も15年以上経過しているものがゴロゴロあるが、サイズが合うのでまだ十分に利用に耐えられる。

冒頭の「面倒な身体」の一番の想いは「肩こり」である。
肩こり&頭痛の原因は、ほぼはっきりしていて「視力の衰え」「長時間のパソコンの操作」「運動不足」が最たるものだろう。
「肩こり」と恐らくそれに伴なう頭痛、関連するかすみ目とは、これから生涯付き合っていくんだろうなぁ、と思う。
特に、視力は落ちると街にある案内板が見にくくなるし、さらに悪くなると車を運転できなくなり、新聞や雑誌や本が読めなくなる。
つまり「生活が激変」してしまう事が想像されるから一番の懸念事項だ。

「肩こりで死んだ人はいない」とよく言われるから、身体のケアをほったらかしにしてしまう事が多いが、最近ではバカにできない。
それは、仕事がたまっている時に、若い頃なら「よーし、まる一日、メシも食わずに一心不乱に取り組めば終わらせられるぞ」とできた事が、「肩こりと頭痛」によってモチベーションと作業効率が低下し2~3日要してしまう。

この「肩こり」を解消するための一番の対処療法は、「マッサージ」である。
以前は「マッサージ」や「リラクゼーション」は、都会の喧騒を忘れさせてくれる非日常的な「癒し」であったが、私の場合、今ではすっかり「治療」のようなものになっている。
つまり「コリを解消してくれないと、翌日以降の仕事の能率に支障がでる」から、かなりしっかり&がっつりほぐして欲しいのだ。

しかし、例えば、ここ1ヶ月の間にマッサージ系の施術を恐らく10回は受けているが「やー、すっきりした」と評価できたことは1回あるかないかだ。
こちらの都合で、「施術師さんはうまかったけど、時間が足りな~い」というのは仕方がないし、次が期待できる。
厄介なのは、意外にも「施術師が自分の力量に自信を持っている」ケースだ。
このケースは現象として、
1)受付で症状を伝えても、その箇所を施術してくれない
(例:もし、施術方法に確固たる理由があるなら説明せんかい!)
2)ファーストコンタクトの時しか「圧し」の強さを確認しない
(例:肩、首は強め、腰は普通など箇所によって掛ける適圧は違うんじゃい!)
3)中途半端に症状の診断ができるから、勝手にこちらの状況を想像して施術する
(例:腰や足の筋肉など全身がこっているのは分かっているけど、こっちは時間的都合で敢えて「肩首中心で!」って言ってるんじゃい!)
4)施術中に「圧し」や「箇所」に関して要望を伝えても、殆ど改善されない
(例:結局、施術中に一度もコリに響かない)
5)施術後に感想を聞かれ、不満を漏らしても「合う合わないがありますから」と「不満足の原因」を患者のせいにする
(例:人のせいにするなよ)
という状況がよく発生する。

これらからいえることは、つまり施術師自身に「反省」がないのだ。
だから、「次」には絶対に期待できない。
したがって、「このお店には来ないぞ」となる。
私のコリの状況を熟知している気心の知れた施術師さんが何人かいるが、それらの施術師さんら曰く「普通に揉んでいたら絶対に満足してもらえない“面倒な身体”ですよ」という。
これらの施術師さんたちには常に「反省」がある。
「今日はどういうアプローチでこの時間内にこの患者さんのコリを攻めればよかったのだろう?」と。
つまり、受付から施術中に身体の状態や表情の様子をよく観察し、こちらの話をよく聞き、一緒になって最適な施術方法を考えてくれる。
だから「次」がとても楽しみだし、期待が持てるのだ。

マッサージやリラクゼーションのサービス内容は「時間」「施術箇所」「その他(例:アロマオイルなど)」を選択することによってお店(施術師)と顧客(患者)間の「一応の契約」は成立する。
しかし、そこから先は「顧客の状況や反応を見極めた上で施術方法の詳細を決めるオーダーメイド製品」なのだ。
店側の管理者目線で考えれば、「提供したサービスの妥当性確認」をどのように管理するかが顧客満足度を上げる重要なポイントになるだろう。

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