このお店は、確かここ半年ぐらいの間にできたお店なのだが、店の前を通りかかると、駐車場はいつもがらがら。
隣の回転寿司屋さんの駐車場は、いつもそこそこに車が停まっているから、「がらがら感」が特に際立っている。
ちなみに、この「そば・うどん屋」さんの前のお店は「京都風うどん屋」さん。その前が、「中古車屋」(チェーン店)さんで、その前がガソリンスタンド(メーカーが2回変わっている)と10年未満の間に何度もお店は変っている。
つまり、2年平均ぐらいでお店が「出来ては潰れ、出来ては潰れ」の繰り返しをしている立地なのだ。
「立地」的にはJRの駅から国道に抜ける道路沿いにあり、まわりには分譲住宅街がいくつもあるから、決して悪くない。また、店の外装は小奇麗だし、駐車場も座席数に比較して十分にある。
ただ、店の駐車場に入る道路が近くに信号機があって、直進レーンと左折レーンがあり、国道側から来た車は、右折して駐車場に入らなければならないが、2レーン通らないと入れないので、後続車両を気にすると、少しお店に行きにくいデメリットがある。
お店に入って、食事をしてみると、「メニューの種類」はそこそこ充実している。
ただ、
・「味」は特に特徴がない
・品切れメニューが多い
・メニュー表に書かれているセットメニューの料理が客に断りなく勝手に変えられている
・配膳した「スプーン」を机に直(じか)に置く
・注文した「カレーうどん」は、出汁が殆どなく、うどんにカレーを盛り付けた状態
(要は、お店で食べる価値がない)
・客の前で「アルバイト店員」に接客指導をしている
などが「んっ??」という感じだった。
つまり、繁盛しない大きな要因は
1)車で通りがかっても「ふらっと」入りにくい
2)一度訪れたお客さんが「次も利用しよう」とリピーターとなるような魅力が食事そのものにも、ホール店員さんのサービス能力にもない
の2点だろう。
お金を払うときに「メニューに書かれたもの(セットメニュー)と違うものが出てきたよ」と軽く問うと「書き換えてないんですよ」と、そんなに悪びれた様子ではない。
「メニューを取りに来た時に一声掛けて(一部変更していますがよろしいですか?)くれればいいのに!」と文句を言おうと思ったけど「もう来ることはないな」と思ったから、その言葉は飲み込んだ。
「このようなお店を利用して繁盛していないその理由(わけ)」をあれこれ考えることは、観察力、洞察力など感性を磨くことができる。
「繁盛するために改善する手はあるのに、これじゃ、(潰れるのは)時間の問題だな」と思う。
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