「ものの見方が変わる“気づき”の話 ~ロジカルシンキングのススメ~」の在庫が出版社になくなり、基本的に重版予定がないので、メルマガで案内したせいもあるが、著者の私のところに「送って欲しい」など問い合わせされる方が増えた。

問い合わせされた方の経路を層別すると、
1)「論理的思考」と検索していたらブログにたどり着いてブログの読者になった
2)「転職のまぐまぐ」でコラムが紹介されメルマガ読者になった
3)他人から勧められてブログをみて興味を持った
という傾向がある。

「気づきの本が欲しい」と要望された方の読み終わった後の満足度を考えると、正直、2)の経路から問い合わせされる方は、あまり心配していない。なぜならば、「気づきの本」は「転職のまぐまぐ」に連載された記事のような系統のエッセイ集だから、恐らく違和感が無いと思うからだ。
しかし、1)の方には「いわゆるロジカルシンキング(論理的思考)の教科書本」の体裁を期待されていると「がっかり」させてしまうと思う。
残念ながら「気づき」の本はロジカルシンキングの基礎的解説本ではない。
あくまでも「日常の出来事を中心としたエッセイ」である。

ただ、論理的思考をテーマにしながら「日常の出来事を題材にしたエッセイ」にした理由はもちろんある。
それは、生意気な言い方になってしまうが、今までのコンサルやセミナーを実施してきた経験則で言えば、数々の「ロジカルシンキング本やセミナー」は教科書的で「キャリア志向の強い頭の回転のいい人向け」になっている気がするからだ。

企業において、管理職自身、または管理職が部下に対して求めている論理的思考は、
「日常業務の中での、多様な価値観をバックグラウンドにした客観的かつ論理的な仕事や議論の進め方」
ではないかと思う。
そう考えると、「一部の意欲ある方のための教科書的な説明と学習」ではなく、「多くの一般ビジネスマンが日常生活の中でちょっと、ものの見方や考え方を工夫して深堀りすることで論理的思考力が身に付くこと」が重要ではないかと思った。
これが「気づきの本」をエッセイとして書いた(まとめた)理由の一つである。

それにしても、思ったより「読みたい」と連絡してくれた人が多くてびっくりした。
「気づきの本」に収録されているエッセイは時事ネタも多いので「このニュースどんな内容だったっけ?」と記憶が風化しないうちに読んでいただけると嬉しい。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカルシンキングのススメ メルマガ62号より)

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