今年も実家から比較的近郊にある「成田山新勝寺」に詣でて参拝してきた。
成田山新勝寺はご存知のように真言宗智山派の大本山で、本尊は不動明王である。

また、今年は成田山新勝寺の開基1070年だそうで、記念大開帳のスローガンは
『霊光1070年 広げよう 生きる力と喜びを』
だそうだ。
それを知らせるテレビCMは放映されているし、あちこちにポスターが貼ってあるし、それに加えて、天気も快晴で、元旦にしては寒くないから「今年の元旦は混雑しているだろうなぁ」と思って出かけたが、予想通りの人出であった。
成田山の正月三が日の参拝客は、2006年が275万人、2007年が290万人と言われているが今年はそれを上回るのではないかと思う。

境内入口は混雑による事故防止のために入場規制が敷かれていて、成田警察署のみなさまが参拝客を上手く誘導していた。
それでも、参道から仁王門をくぐるまでに約40分、仁王門をくぐってから急勾配の階段で規制があり、本殿に入るまでに1時間以上は掛かった。
お賽銭を入れて、お祈りする時間は正味10秒ほどだから、なんともあっけない。

出発してから帰宅するまで時間とコストを考えると「貴重な10秒」である。
交通機関が発達していなかった大昔なら、仮にお祈りの時間が1分あったとしても行き帰りの道のりは数日あるだろうから今とは全然ありがたみが違うのだろう。
「はるばるたどり着いた」感は、参拝に対する思いやその重みが違うから信心深さも増すのかもしれない。
話は飛ぶが、学生時代に鈍行列車と青函連絡船を乗り継いでたどり着いた函館と、社会人になって飛行機でひとっ飛びの函館はなんだか「違う函館」のような気になるし「函館に対する思い入れ(また来られる感)」も相当違う。
「思い入れやその重み」は「はるばる来たぜ感」と比例するのかもしれない。
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