日本郵政によると12月25日までに投函すれば元旦の配達分に確実に間に合うらしい。
年賀状の投函は年々遅くなっている傾向が強いそうだから日本郵政も早めの投函を必死に呼びかけているのだろう。
そうしなければ、仕分け作業の負荷が一気に掛かり能力不足になるからできるだけ作業量の平準化を図りたいのだろう。
自分自身も、社会的ポジションが年齢と共に徐々に重くなり仕事が若い頃より忙しくなった、というのもあるだろうけれど確かに年々年賀状の投函は遅くなっている。
学生時代までは12月25日までの年賀状投函は確実に可能であったが、ひどい年など仕事納めが終わってもまだ仕事が残っていて31日から書く(もちろん年賀状印刷は11月中に終わっているから宛先の人への一言コメントを記述する作業)こともあった。
今年は「仕事納め後に年賀状書きでバタバタしたくない」と心に誓い、少しずつ準備しようと、頭の中では計算していたが、11月後半から3週続けて週末に予定が入ってしまった。なかなか計算どおりには師走はいかない。
会社を作ってからは「仕事用の年賀状」が増えたから、元旦に届かなくてもいいものもあるのであるが、それでも年賀状を溜めると年末がシンドイのでちょこちょこ作業を進め、書き終わった年賀状から投函していくことにした。
ある郵便局を訪れると年賀状投函専用の巨大な箱がおいてあった。
投函口は2つに分かれており「自社製」と「私製」と書かれている。
正直、一瞬迷った。「自社製ってなに??」と。
数秒後に「あ~あぁ、うんうん」と合点が行った。
「自社製」とは郵政公社の完全民営化に伴い「官製はがき」という言葉がなくなり、それに合わせて「日本郵政社製はがき」のことを指す言い方なのだろう。
それにしても「自社製(はがき)」とはわかりにくい。
確かに民営化されたのだから「官製はがき」はもうない。しかし、事実上、年賀状を含めた「信書」が扱えるのは日本郵政のみであるから「日本郵政社製はがき」とか「お年玉くじ付きはがき」などの名称の方がピンと来る。
年賀状のことではないが、学校の後輩達が郵政公社から完全民営化されて嘆いていた事がある。
それは「宛先不明郵便の増加」である。
この後輩達は部活の後輩であるのだが、年に数回OB向けに行事の案内はがきや封書を送付する。私が所属していた部活は今年が創部26周年なので住所がわかっているOBの数は相当量に上がる。
しかし、今年に入ってから(もちろん、今年の前半はまだ郵政公社であるが)昨年までと比較して「宛先不明郵便」が増えたというのだ。
「宛先不明郵便」をチェックすると7桁の郵便番号が間違っているケースは殆どなく、市町村名の後の宛先がワープロの漢字変換ミスで間違っているものが多かったそうだ。
(宛先はワープロに入れてあるから恐らく、新規入力分を除いて漢字変換ミスは住所データの入力当時からあったと思われるが、今までは届けられていたようである)
ただ、7桁の郵便番号は合っているし、漢字の変換ミスも十分類推(例:粕壁→春日部)できるものだ。
それにしても「7桁の郵便番号が合っていても宛先不明郵便になる可能性がある」は衝撃である。ミスのあるイレギュラーな郵便物は確かに仕分け作業する側からすると確かに手間が掛かり面倒くさい。
年賀状は通常の職員に加えて臨時のアルバイト職員も増えるだろう。
「25日までに出しても元旦の到着は怪しいかもしれない」と考えた方がよさそうだ。
それにしても日本郵政は民営化されてサービスが悪くなったのだろうか?それとも職員の能力が落ちたというのだろうか?
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