「マネジメントシステム」は論理的に組みあがっているシステムなので、つまり「マネジメントシステム音痴」とは論理的思考力(筋道を立ててものごとを思考する能力)に関する感覚(センス)が鈍い人である。
「音痴」の意味を辞書で調べると、
1)生理的欠陥によって正しい音の認識と発声のできないこと
2)音程や調子が外れて歌を正確にうたえないこと
3)あることに関して感覚が鈍いこと。また、その人。
となっていた。
「音程」に関する「音痴」は訓練で克服できる場合が大半であるそうだが、まれに「耳で聞いた音程を再現する事ができない」=「音感がない」人がいるそうだ。
これは一種の肉体的な異常であり、このタイプの音痴は直すことができないと言われている。
つまり「音感のない音痴」は、お酒で言えば「下戸」。
お酒に関しては「お酒の強い人」「お酒が飲める人」「お酒が飲めない人」という分類があるが、「お酒が飲めない人」は生まれつきアセトアルデヒド脱水素酵素がAA型なので、後天的に努力して直せる(お酒が強くなる)ものではない。
(ちなみに、お酒が強い人はGG型、お酒が飲める人はAG型で人類の元々の遺伝子タイプはGG型と言われているらしい)
「音程がない音痴」以外にも「音痴」には「方向音痴」「味音痴」「運動音痴」「機械音痴」「パソコン音痴」「計算音痴」「美的センス音痴」などがある。
お酒で言うと遺伝子(アセトアルデヒド脱水素酵素)がAG型(お酒が飲める人)であれば、お酒が飲めなかったとしても努力で「お酒が飲める人」になれる。
上記で挙げた各「音痴」も「経験が少ない」「知識が足りない」など感覚を養う上での条件が不足しているケースは努力である程度克服できると思うが、お酒で言う「下戸遺伝子」のように先天的に克服が難しいタイプの人もいるのだろう。
私は信条的、かつ、ふだんの仕事の中で「人は何に関しても真っ当な努力(訓練)をすることで上達できる」という趣旨でものごとを説いている。
事実、まともな努力(知識を増やし経験を積む)をせずに諦めている人や組織が多い。
しかし、いろいろなタイプの人を見ていると「比較的まともな努力」をしてきていても「マネジメントシステム」能力が向上しない(というか概念をきちんと理解できない)人がいる。
他の「音痴」と同様で知識や経験をいくら頭に入れても「論理能力が向上できないタイプ」=「マネジメントシステム音痴」がいるような気がする。
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