警視庁生活安全部の2005年データによると都内で痴漢による検挙件数が多い路線は、
1)中央線:217件
2)埼京線:164件
3)京王線:146件
だそうだ。
このデータから、
○混んでいる路線
(例:中央線、埼京線のピーク時の混雑は約200%)
○駅間が長い路線
(例:新宿~御茶ノ水 中央線快速は3駅、総武線各駅停車は9駅)
は痴漢が発生しやすいといえるのだろう。

また、電車内の迷惑防止条例違反(痴漢、盗撮)の検挙件数は、
2004年:1897件
2005年:1853件
2006年:1810件
2007年:813件(1月~6月末現在)
という推移なので減少傾向にある?といえるかもしれない。
減少傾向にあるのは、通勤時間帯の女性専用車両(12社36路線で運行サービスあり)の効果かもしれない。

警視庁は「痴漢被害の注意方法」まで訴えていて、その方法は、
1)車両中央のシート前に立つ
(ドア付近は逃げ場がないから×)
2)バックを胸の前で抱えるなど身体を隠す
3)防犯ブザーを利用する
だそうだ。
1)、2)は実行できそうだけど3)はなかなか難しいのではないだろうか。
ちなみに、1)は「加害者と間違われやすい男性側」にも応用できると思う。
「両手を胸の前で抱える」「両手でつり革を掴む」などが男性の常套対策であるが大きくて重たい荷物があるときは、この対策が使えない。だからシートの前に立ってしまえば疑われにくい。

もちろん、「通勤時間帯の電車に乗らない」「必ずグリーン車を利用する」などが「痴漢の加害者と間違われやすいリスクを回避するほぼ間違いのない方法」であるが運用面、財政的に難しい。
大臣や大企業の重役のように専用運転手さんにお迎えされて通勤するような身分には、きっと縁がないだろうから、日々リスクを想像して対策を打つセンスが凡人には必要なんだろうな、と思う。

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35