テレビガイドも新聞も見ないからテレビの番宣を見逃したら見損ねるところだった。
あぶない×2。
それでは思いつくままに感想を。
まず、スペシャル版のラストシーンが「終わり」っぽくない。あれ?!と思っているうちにエンドロールが流れ始めた。
せめて、ピンクソーダの向かいの政財界の長老である三宅川のビルを改装してレッドフェニックスをオープンしてシーンで終わりにして欲しかった。
なんだか尻切れトンボ。確実に「次がありますから乞うご期待!」という感じ。
次に藤堂観光社長の「伊原剛志」さん。先週まで放映していた「女帝」では尾上首相でヒロイン彩香の父親役だったから実年齢より年上の設定でしかも紳士な役どころだったけど、今回は実年齢より年下で凄味のある風俗王役だから、その対比が面白かった。
黒い太陽の伊原さんは「ワル」のはずなんだけど、どうも「クリーンな尾上首相」の印象が残っていてあんまりワルに見えない。
またもうひとりのワルの三宅川(峰岸徹)もワルになりきっていない。
古い話だけど、峰岸さんは1986年にサンミュージックの自社ビルから飛び降り自殺した故岡田有希子さんの彼氏(と噂された)のイメージがまだどうも残っているからかもしれない。
藤堂の後継者の長瀬は前回作ほどの「頭のキレる藤堂の後継者」という感じではなく、単なる藤堂のパシリだった。
それから、前回作の女性キャストはほぼ一掃されて入れ替わっていたのもびっくりだった。
前回作で立花(永井大)に近い存在だった千鶴(井上和香)と笑子(酒井若菜)はワンシーンだけだし、話の流れに殆ど絡んでこなかった。
立花がかつてブルックボンドのCMで一世風靡した青山(黒田勇樹)に飛ばれて金に困っていたシーンでは笑子がまたお金を立花に貸してしまうなどで絡んでくるのかな、と思ったけどヒモみたいな彼氏が出てきて相変わらずの男運のなさを表現したのみだった。
奈緒(滝沢沙織)も玉の輿に乗ったところを表現するワンシーンのみ。先週までの「女帝」にも主要な役どころで出ていたから、前回作のようにホステスで出てきたら「あれ、女帝かな?」と勘違いしてしまったかもしれない。
立花の幼馴染の看護師(杏さゆり)がスペシャル版では登場しなかったのがさびしい。
今回の女性キャストはヒロインのリエ(三津谷葉子)もあかね(矢吹春奈)もかすみ(高樹マリアもキャラもインパクトも薄い。
リエはかわいかったけど、立花に「バイバイ」される役だから「かわいいけど幸薄い系」の三津谷さんにせざるをえなかったのだろうか。
その分、リエと婚約する喫茶店のオーナーで地上げ屋の息子(マギー)がいい味を出していたけど、マギーの妹は立花にホステスにならないか、と誘われているシーンのみで今回は終了。
前回作の男性キャスト陣の菊田、神崎(吹越満、渡邉)は今回もいい役どころ。
ともかく、今回のスペシャル版は随所に「どうにでも今後展開できる布石」を打っているから次回作に期待したいと思った。
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