幼児3人を死亡させた事故が25日だったから約1年を迎える矢先だった。
福岡市の説明によると、午後から市役所本庁舎で会議があり、6時から約2時間半、近くの居酒屋で同僚職員9人と懇親会が開催された。
事故を起こした糸川琢磨職員はビール、焼酎などを飲み、岐路は地下鉄に乗って、自宅最寄り駅の駐輪場に止めたミニバイクに乗ったと言う。
事故は信号のない交差点で糸川職員が一時停止をせず、優先道路を直進してきた車と衝突した。
この飲酒運転により、昨年の事故後に制定された市の規定によって懲戒処分される方向だそうだ。
糸川職員は、
○駐輪場の150円/日がもったいなかった
○バイクに乗ってしまったのは、飲酒で正しい判断ができなかった
○懇親会での上司の注意は聞いていなかった
(上司は22日の北九州市職員の飲酒事故を引き合いに出して飲酒運転しないように挨拶)
と話していると言う。
糸川職員の行動が問題であることは間違いないが、謝罪会見を開催した吉田宏市長の発言も批判を浴びている。
吉田宏市長は、前職が西日本新聞社の経済部長。民主党の推薦、社民党、ふくおかネットワークの支持を受け、昨年11月の市長選で3選を目指した山崎広太郎前市長を破って当選した。
謝罪会見では「大変申し訳ない。市を挙げて取り組んできたことが一体何だったのか、痛恨の極みだ。取り組みに甘さがあったと言わざるを得ない。」と発言しながらも、
○やろうと思ってやったわけではない
○日が重なってしまった
(当日の会議や懇親会は予定外でバイクで出勤してしまった、と言うことを説明したらしと糸川職員をかばうような発言をしている。
糸川職員を慮る(おもんばかる)気持ちはわからないでもないが、市を挙げて飲酒撲滅キャンペーンを繰り広げ、市民の模範・規範になるべき立場である職員の不祥事だけに謝罪会見でのいい訳じみた発言はするべきではなかったと思う。
「飲酒運転」に例外を言い出したら「市民に本気で飲酒撲滅を訴える信念や姿勢」は陰りを帯びる。
市民からは「一緒に飲んだ職員も同罪」などの声が市役所に寄せられていると言う。
罰則面は「懲戒処分」を設けている以上、再発防止としては、
『当日の通勤に自動車、バイク、自転車を使用している者には、お酒を飲ませない、勧めない』
あるいは、
『懇親会はアルコール飲料はなしとする』
しかない。
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