「一歩前に進む勇気があれば、答えは自ずと生まれてくる」

この言葉は、80歳で自転車での日本1周にチャレンジしていた原野亀三郎さんが残した「ことば」である。
原野さんは6月25日午後1時50分ごろ、長野県小谷村北小谷の国道148号外沢トンネル内の見通しの悪い右カーブで後方から来たトラック運転手に跳ねられて亡くなった。跳ねられた地点はゴールの自宅まであと数10キロの地点だったと言う。

私は7月26日に放送されたNHK総合テレビのクローズアップ現代『80歳の青春 日本1周への夢』を見るまで恥ずかしながら原野さんのことを存じ上げなかった。
番組では福島県の旅館の女将や沖縄の民宿で出会った若者とのエピソードなどが紹介されていました。

女将には『全国を走るのは楽しいでしょう?』と聞かれ、原野さんは『やはり辛いですよ。走るのは・・・。走り終わった時に、楽しかったって思うんでしょうねぇ。走っているときはちっとも楽しくなんてありません。人生も旅と同じですね。その時は必死に生きているから楽しくなんてないけど、後で思い返すと『あの時は楽しかったなぁ』なんて思いますから」』と語り、
沖縄の民宿では2人の若者と部屋で泡盛を酌み交わして飲んだ後に、正座して『人生は、常に挑戦の姿勢で生きることだと信じています。楽しく生きていくにも、喜びに満ちていくにも、考え一つで変わっていきます。一歩前に進む勇気があれば、答えが自ずと、生まれてくるのではないでしょうか』と語ったそうです。

ありきたりの言葉しか出てきませんが、80年間人生を生きてきた方のことばだけにずしりと感じました。
番組の後に、番組で紹介されていた女将のブログや旅の途中で原野さんと出会った方などのブログを見つけましたので紹介します。

朝日館の女将のブログ
http://asahikanok.exblog.jp/2927632
原野さんに出会った方などのブログ
http://blog.livedoor.jp/pxwxw768/archives/50896868.html
http://ameblo.jp/agu-1/entry-10038315208.html
http://blogs.yahoo.co.jp/fc_fantastico/47920711.html

原野さんのご存命中にお会いすることは出来ませんでしたが、ふらっと立ち寄った朝日館(福島の旅館)など原野さんの足跡の一端をたどってみたいな、と思いました。
謹んで、ご冥福をお祈りしたいと思います。
※本文は「気づきメルマガ30号」の巻頭言を転載しています。

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