10円、20円にこだわりを持って買い物をしてしまう。
例えば、コンビニで新発売のドリンクを見つけるとそそられて、値段を見ると「157円」。大手メーカーのレギュラーのドリンクなら「147円」、PB(プライベートブランド)の商品なら「110円」と表示されていると、案外長い時間、ドリンクのショーケースの前で迷ってしまう。
「3秒の法則」というのがあって、これは「コンビニのドリンクコーナーで商品を選ぶのに要する平均時間」である。
だから各メーカーとも「一瞬で選んでもらえるような商品名や意匠(デザイン)」に一番こだわって商品作りをしている。
私は、とても当てはまらない。

私の場合、代表的な衝動買いは「宝くじ」である。
街を歩いていて「ドリームジャンボ」「サマージャンボ」「年末ジャンボ」売り場で「本日限りで~す」という声を聞くとついつい財布のヒモが緩んで「バラで10枚、連番で10枚」とサクっと購入してしまう。
その割に当選日が来てもチェックを怠っているから「未開封のまま引き換え期限」を過ぎてしまったものもかなりあるし、当選金が「300円×2本=600円」の時は、換金せずに部屋に置きっぱなしになっているケースが多い。

先日、引き換え期限が迫ってきていた宝くじの当選番号をチェックしていたら、珍しく「3000円」が当たっていた。その他の当たりくじと合わせると「3600円」になるから、「絶対交換しよう」と決意を持ってカバンに入れている。
この額なら全国どこの宝くじ売り場でも換金可能だ。
しかし、日中に宝くじ売り場に出かけるチャンスがないので、換金せずにいた。
今は、ちょうど「サマージャンボ」を売っているから「換金&購入のどちらもが一度で出来るチャンス」と思った。

帰宅途中にみずほ銀行に付設された売り場を見つけた。
すると売り場の極めて事務的な対応のお姉さんが「換金は4時までです。今はサマージャンボ発売中なので(窓口を)開けているだけです」とのこと。
最後の「だけ」がとっても引っかかった。「ホントは4時までに閉めたいけど、キャンペーン中なので4時以降も売るためだけに窓口を開けているんだよ」という高飛車な雰囲気を感じたのだ。
この言葉になんだか急に購入意欲が萎えた。
「どうせ換金できないんだから、換金できるときに買おう」と言う気持ちと「この窓口では絶対に買わないぞ」という思いが入り混じっている感じ。

ただ逆に考えると、きっと自分が発している言葉も一瞬で相手の気持ちを萎えさせてしまっている事があるのだろう。
本人はそれに気づいていないのだから、始末が悪い。
閣僚の失言が話題になっている今日この頃であるが、つくづく言葉の遣い方は怖いものである。

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