自民党公認で参院選東京選挙区から立候補した丸川珠代元テレビ朝日アナウンサーが、東京都の選挙権がないことが判明したそうだ。
テレ朝時代の2004年6月に赴任先のニューヨークから帰国し、自宅のある新宿区に転入届を提出していなかったそうだ。

そこで疑問になるのが「丸川さんは住民税を支払っていたのか?」と言うことになる。
丸川さんは記者の前でテレビ朝日からの源泉徴収票の写しを見せて納付していたことを証明したと言う。

しかし、そんなことってあるのだろうか、とシロウト的に思う。
丸川さんがテレ朝職員時代は、当然社員であるから住民税は住民票を置いている自治体からテレ朝に「特別徴収」と言う形態として納付通知が来るはずだ。
しかし、「転入届を出さずに新宿区から丸川さんの住民税納付通知がテレ朝に届く」と言うことがあるのだろうか?
つまり「住民票はあるけど転入が未届」という事がありえるのだろうか?と思う。
確かに「源泉徴収票のコピー」から丸川さんが給料から「住民税」が天引きされていたことはわかる。しかし、テレ朝は何に基づいて住民税を給料から天引きしていたのだろうか?
また、天引きされた丸川さんの住民税はどこの自治体納められておいたのだろう?と思う。

転入届が出されない期間は2004年6月以降であるとして、その後、投票できた選挙は2005年9月の衆院選と2007年4月の都知事選と2回あった。
丸川さんは、2回とも投票に行っていないことを認め、報道陣に向かって深謝したそうだ。赤城農水相と違って、丸川さんは「選挙に出る者として過去2回の選挙に行っていなかったことのお詫び」と「住民税未納疑惑を源泉徴収票の写し」を提示することにより、外部(報道陣)に対して説明責任を一応示した。
赤城農水相も、「事務所経費の内訳」や「顔に貼られた絆創膏の理由」を説明することで国民の疑惑をズバッと晴らせばいいのに。。。と思う。
はっきりさせずに「法律に照らして問題ない」「(絆創膏は)たいしたことないです」の1点張りでは外部は余計にもやもやするだけである。

しかし、丸川さんは「1票の重さを感じた事があるのだろうか?」と勘ぐってしまいたくなる。
1989年の社会党のマドンナ旋風の選挙のときは、私はまだ学生であったので住民票は動かしていなかった。
したがって実家に投票整理券が届き、大学の前期テストの最中であったため実家に戻れず(当時はビンボー学生なので交通費的にも戻るのはキツかった)、わざわざ投票権のある選挙管理委員会に連絡して、投票用紙を学生時代に住んでいた最寄の自治体の選挙管理委員会に郵送してもらい、選挙管理委員会に出向いて投票し、選挙に参加した。
今考えると「よくも、こんなにも手間の掛かることを選挙管理委員会に交渉したよなぁ」と感慨深い。
学生時代で時間に余裕があったから成せる業かもしれないが、「投票しなければ政治に対して注文も付けられない」との想いもあった。

丸川さんは、自民党公認ではあるが、現職の保坂氏が自民党にとって超逆風の中、組織票をがっちり固めているので、浮動票に頼るしかない。
しかし、テレ朝時代は多忙とはいえ「政治に対する参加意識が低い方だ」と浮動票を持つ有権者は余計に感じてしまうと思う。
丸川さんはまさに正念場である。

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35